第42話 友達の時間 ページ43
Aside
GW初日。
今日は午後から凛香と会う約束をしている。
学校以外でクラスメイトに会うのって…なんか緊張する。
私…ちゃんと会話できるかな？←
それが一番心配だった。
待ち合わせの場所には、時間ピッタリに到着した。
速水「すごい、1秒単位で時間ピッタリ」
『…え？』
速水「ううん、なんでもない。行こ」
凛香が連れて来てくれたのは、大きなショッピングモール。
ここには一度だけ来た事がある。
停学中に…彼と。
同じ場所のはずなのに、一緒に行く人が違うだけで…なんだか別の場所のように思える。
速水「どこから見て回ろっか。あ、A…あれ」
そう言って凛香が指差したのは、ゲーセンのシューティングゲーム。
速水「どっちが良い点出せるか、勝負ね」
『…勝てる気がしないんですけど(苦笑)』
そして私達は、ありとあらゆるシューティングゲームで点数を競った。
結果はもちろん、凛香の圧勝。
『…さすがだね、凛香』
速水「Aもすごかったよ。それより、喉渇いてない？」
『…あぁ〜、ちょっと渇いたかも。射撃に集中しすぎた』
速水「あっちで少し休もっか」
喉が渇いた私達は、フードコートにやって来た。
私は凛香お勧めのいちごのフレッシュジュースを買って、テーブル席につく。
速水「ずっと気になってたんだけど、Aとカルマって、付き合ってるの？」
！！！
凛香の唐突すぎる質問に、私は思わずむせてしまった。
速水「…大丈夫？」
『…いちごがフレッシュすぎて…喉に詰まった』
速水「…Aって、たまに面白い事言うよね」
『…え？』
速水「私、好きよ。そういう子」
『…あ、ありがと…凛香に言われると、なんか照れる///』
速水「それで、どうなの？」
『…付き合ってないよ』
速水「そう。いつも一緒にいるから、付き合ってるんだと思ってた。多分、皆もそう思ってる」
『…え、そうなの？』
知らなかった…皆が彼と私の事を、そんな風に思ってたなんて…
フードコートで少し休んだ後、凛香と私は存分に買い物を楽しんだ。
今までこんな風に女の子と遊んだ事がなかった私は、心の底から楽しかった。
『…凛香、今日はありがとう』
速水「何が？」
『…え？ あ…いや、その…///』
速水「私、Aの事は友達だと思ってるから」
『…凛香…』
朝比奈A、14歳。
今日、生まれて初めて…友達ができた。
第43話 プレゼントの時間→←第41話 ビッチの時間 3時間目
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みあ(プロフ) - さーやさん» コメントありがとうございます！占ツクご無沙汰状態だったので、コメント貰えて嬉しいです！ 夢主ちゃんと誕生日が一緒ということは…私とも誕生日が一緒ですね！わーい＼(^o^)／ 長編なので読むの大変だと思いますが、良かったら是非最後までお読み下さいませ…！ (2019年7月28日 13時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢主ちゃんと誕生日一緒です、、、 (2019年7月26日 22時) (レス) id: 1e39d637ec (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - みすずさん» コメントありがとうございます！ 読みやすさは私がお話を書く上で重視しているポイントなので、コメントを読んでいてすごく嬉しかったです！ これからも読者の方に愛されるお話、何より自分が満足のできるお話が書けるよう頑張っていくので、応援よろしくお願いします！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みすず - この作品大好きです！おもしろいし、何よりすごく読みやすいです！(すぐに読むのを諦めるので…)これからも頑張ってください！！ 長文失礼しました！ (2018年1月29日 21時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - キャンディットさん» な、なんと…！ ついに追いついてしまわれましたか(笑) これは本腰入れて執筆に専念しないといけませんね。作品を読んでもらえただけでもすごく嬉しいのに、こんな風に評価までしてもらえて本当に嬉しいです！ きちんと時間を作って更新がんばります！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2015年6月25日 17時
