第36話 メシの時間 2時間目 ページ37
カルマside
今までAを家の前まで送る事は何回かあったけど、中に入るのは今日が初めて。
なんか…緊張する。
女の子の部屋とか入った事ないし。
『…狭いし、なんもないけど…どうぞ』
業「お邪魔しまーす」
Aが靴を揃えている。
さっすが、A型♪ きっちりしてるねぇ。
初めて来たAの家は…とてもシンプルでスッキリしていた。
ていうか、単純に物が少なすぎるんだよね。
広さは…概算で1Kの6畳ってとこかな？
どう考えても家族で住めるような広さじゃない。
俺は気になった事を聞いてみる。
業「ねぇ、A。親は？」
『…あ、あぁ…今は遠くに行ってて…いない』
業「ふ〜ん…そっか」
何かワケありって感じだね。
でも俺は、それ以上は何も聞かなかった。
『…ねぇ、カルマ。何食べたい？』
業「んー、俺はAが食べたいな♪」
『…私は食べ物じゃありません』
俺は冗談で言ったつもりだったのに、真面目に返されてしまった。
Aにはこの手の冗談は通じないみたいだね。
『…じゃあ、冷蔵庫にある物でテキトーに作るね』
業「俺も手伝うよ」
『…え？ あぁ…いいよ。テレビでも観てゆっくりしてて』
業「…はーい」
Aが料理してるとこ見たかったんだけどなぁ〜
それにしても、テキトーって…
折角Aの手料理楽しみにしてたのに。
まぁ、急に押しかけた上にご飯まで作ってもらうんだから、今日は大人しくしとこ。
この時間…なんか面白い番組やってたっけ？
いつの間にか…俺はソファーに座ったまま、うとうとしていた。
Aがテーブルに皿を置く音で目が覚める。
『…あ、起こしちゃった？ ご飯できたよ』
そう言われてテーブルを見ると…俺の予想に反して、ちゃんとしたご飯が並べられていた。
Aが作ってくれたのは、カレーだった。
でも、ただのカレーじゃない。
業「これ、バターチキンカレー？ すっげ、ちょー本格的じゃん」
『…折角だから…ちょっと張り切ってみた///』
Aはカレーだけじゃなくて、サラダとスープも作ってくれていた。
デザートは、いちごの練乳がけ。
俺がいつもいちご煮オレを飲んでるからかな？
業「こんな美味そうなメシを作れるって事は…Aもきっと美味しいんだろうな〜♪」
『…いや、意味わかんないから』
俺の最近の悩み。
それは…Aに冗談が通じない事。
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みあ(プロフ) - さーやさん» コメントありがとうございます！占ツクご無沙汰状態だったので、コメント貰えて嬉しいです！ 夢主ちゃんと誕生日が一緒ということは…私とも誕生日が一緒ですね！わーい＼(^o^)／ 長編なので読むの大変だと思いますが、良かったら是非最後までお読み下さいませ…！ (2019年7月28日 13時) (
レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢主ちゃんと誕生日一緒です、、、 (2019年7月26日 22時) (レス) id: 1e39d637ec (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - みすずさん» コメントありがとうございます！ 読みやすさは私がお話を書く上で重視しているポイントなので、コメントを読んでいてすごく嬉しかったです！ これからも読者の方に愛されるお話、何より自分が満足のできるお話が書けるよう頑張っていくので、応援よろしくお願いします！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
みすず - この作品大好きです！おもしろいし、何よりすごく読みやすいです！(すぐに読むのを諦めるので…)これからも頑張ってください！！ 長文失礼しました！ (2018年1月29日 21時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - キャンディットさん» な、なんと…！ ついに追いついてしまわれましたか(笑) これは本腰入れて執筆に専念しないといけませんね。作品を読んでもらえただけでもすごく嬉しいのに、こんな風に評価までしてもらえて本当に嬉しいです！ きちんと時間を作って更新がんばります！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ
| 作成日時：2015年6月25日 17時
