ラスボス:74 ページ33
ーー
『耳郎さん？』
耳郎「あんたの個性でしょ？なら運なんかじゃないよあんたの、実力」
『！』
耳郎「真景部のそれが運ならさ…活躍してるヒーローは皆個性を活かしてるんじゃなくて、運を活かしてる事になるよ」
それは、真景部の憧れにも…失礼なんじゃないの？
そう目を細めて、諭すように言ってくれる耳郎の優しさがストンと穂西の心に落ちた
『(…そうだ、そうだよ)』
『……ありがとう、耳郎さん…！』
『僕、頑張るよ！！』
いきなりそう言って立ち上がった穂西に、少なからず耳郎は驚くが穂西の顔が先程よりも晴れやかになっているのを見ると、そっか、と応えた
『うん、頑張って！本戦で尾白君の分まで勝つ！！』
『(それで、僕が本戦に上がれたのは…運ばかりじゃないってちゃんと証明する！！)』
耳郎「っし、その調子」
穂西に合わせて耳郎も立ち上がり、グットサインを見せながら応援した
その時、少し遠くの建物の影から一人、誰かがその場を静かに去っていった
…その後、昼休みが終わり、A組の女子が何故かチアの格好をしていたが、それ以外では何の問題もなくレクリエーションなどが始まろうとしていた
…が
尾白「すみません、俺…棄権します」
その尾白の言葉にその場のほぼ全員が驚いた
穂西は尾白と、庄田の棄権を何も言わず聞いていた
そして、二人棄権した為に急遽B組から二人、鉄哲と塩崎が本戦に出場する形となった
『(最初の相手は…芦戸さんか、油断は出来ないな…それよりも…)』
そして穂西は、尾白の近くまで歩き声をかける
『お、尾白君…！』
尾白「？真景部？？」
『ぼ、僕…絶対、君の分まで勝つから！』
尾白「！…ああ！応援してる！」
吹っ切れたような穂西に、尾白もちゃんと応えた
ーーその頃ーー
カムイ「…」
Mt.レディ「あ！カムイさん！！」
デステゴロ「何しに行ってたんだ？昼休みが始まった途端どっか行って」
カムイ「…少しばかり、おせっかいを焼こうと思っていたんだが……どうやら不要だったようだ」
Mt.レディ、デステゴロ「「？？」」
カムイ「(…雄英に入っていた事は知らなかったし、障害物競走を見た時は驚いたが…)」
カムイ「(…良い友を持てたようだな、穂西君)」
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牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！そう思って頂けると作者冥利に尽きますw (2017年9月17日 2時) (
レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - この子癒しだわw (2017年9月17日 1時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！可愛い…ですよ…！！w (2017年9月16日 11時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - 可愛い...だと.....!? (2017年9月16日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - テリチキと麻婆豆腐は素晴らしい。さん» わざわざご指摘ありがとうございます！！修正しておきます！これからも頑張ります (2017年9月14日 12時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月9日 17時
