ラスボス:44 ページ3
蛙吹side
そのまま入り口に向かうと、お茶子ちゃん達がいた
瀬呂「お前ら！無事だったか！」
瀬呂ちゃんや、障子ちゃん達が駆け寄って来た
『…』
その中、分身ちゃんの視線は泣いてる三奈ちゃんの近くで倒れている13号先生に向けられていた
『…任務対象を発見』
そんな事を言い出して、13号先生に相澤先生を担いだまま近付く分身ちゃんに砂藤ちゃん達はハテナを浮かべるので、説明した
蛙吹「アレは真景部ちゃんの分身なんですって」
峰田「真景部に命令されて動いたんだってよ！」
障子「分身…」
砂藤「ますますアイツの個性が分からん…」
そう会話しているうちに、分身ちゃんは相澤先生を13号先生の横に並べるように下ろした
『…』
そしたら、今度はジッと三奈ちゃんを見ていた
芦戸「え、なに、どうしたの？」
『…』
特に三奈ちゃんの言葉に耳を貸す気はないらしく自分の懐をゴソゴソし始めた分身ちゃんが取り出したのは
芦戸「…ハンカチ？」
そして、それをそのままズイッと三奈ちゃんに顔に押し付けた
芦戸「えっ、えっ？」
訳も分からず、顔をゴシゴシされてる三奈ちゃんを見て、周りの皆も呆気に取られる
でも、気付いた私が声をかけた
蛙吹「…もしかして、涙を拭こうとしてあげてるんじゃないかしら？」
そうよね？と分身ちゃんに聞けば
『本体との記憶の共有は曖昧だ…が、級友の情報はハッキリしている』
『このまま泣いていたら酸で顔を傷付ける、本体からは級友の援助をするよう命じられている』
そう言って、三奈ちゃんの顔を拭くのをやめない分身ちゃん
芦戸「あ、ありがと…でも、大丈夫だよ？」
でも三奈ちゃんがそう言うと了解したと言いたいのか頷いて手を止めた
ハンカチの方は分身ちゃんが消えたら一緒に消えちゃうらしいけれど、そのまま三奈ちゃんに手渡した
瀬呂「アレね、分身の方は不器用系イケメンなのね」
障子「本人と違って、物怖じはしないようだが…別の意味で会話が苦手なようだな」
麗日「でも、優しいのはどっちもだねー」
少しだけ、空気が和んだ気がした
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牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！そう思って頂けると作者冥利に尽きますw (2017年9月17日 2時) (
レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - この子癒しだわw (2017年9月17日 1時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！可愛い…ですよ…！！w (2017年9月16日 11時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - 可愛い...だと.....!? (2017年9月16日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - テリチキと麻婆豆腐は素晴らしい。さん» わざわざご指摘ありがとうございます！！修正しておきます！これからも頑張ります (2017年9月14日 12時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月9日 17時
