ラスボス:59 ページ18
ーー
耳郎「…」
『？』
ふと、耳郎が黙ってこちらを見ている事に気付いた穂西は、声をかけた
『ど、どうしたの耳郎さん？』
すると、少しばかり意地悪い顔で耳郎は笑って言った
耳郎「いやぁ？ウチの事は苗字なんだなぁ…と？」
上鳴、切島、瀬呂「「「(…おぉ？)」」」
この時、上鳴達だけでなく…その控え室でその会話をしていた全員が次の瞬間にはワタワタと困り果てる穂西を思い浮かべた
当人である耳郎ですら、そう思って冗談で言ったのだ
…が
『？…響香ちゃん？』
予想の斜め上どころか上に行き過ぎて成層圏に行った
あまりにサラリとした穂西の反応に全員が固まる
固まる周りに穂西は困惑した
『(え？え？い、いやだってそういう事じゃないの？最初に友達になったのは耳郎さんだから耳郎さんも名前+ちゃん付けして欲しいって事じゃなかったの？え、違うの？もしかして僕、耳郎さんの下の名前間違えてたとか？！う、うわぁあ！！最低だ！体育祭前に黒歴史作ってしまったぁ！！ど、どどどどうしよう！？いや、落ち着け僕今するべきはこの状況を少しでもなんとかする事ってンな事僕に出来るわけないじゃないかぁぁぁあ！！難易度高過ぎるってぇぇぇえええ！！！)』
ふと、上鳴が穂西の肩を叩いた
『か、か上鳴君…？』
上鳴「…真景部、お前スゲェな……見直したぜ」
『…ハイ？』
葉隠「わぁ…！真景部君プレイボーイだ！」
『ま、待って…え、どういう事？』
蛙吹「天然なのね…」
何故かも分からず褒められ、穂西はさっき程ではないが困惑するしかない
このままでは埒があかないと耳郎や障子に助けを求めようと、穂西はそちらを向いた
『…え、じ、ろ……さ…』
しかし、耳郎は何故か顔を両手で覆い隠しており穂西の方を見ようとしない
障子すら、気不味そうに目を泳がせた
『………』
顔を両手で覆い隠している、とはいえ髪から覗く耳郎の耳が赤いのに穂西は気付かない程鈍くはない
『……〜〜！！？？！？』
『す、すすすすすみませんでしたぁあぁぁああぁぁぁああぁああああ！！！！』
自分のしでかした事への後悔や恥ずかしさ、更にはいたたまれなさもあり…
穂西は耐えきれず控え室を飛び出した
『(この前と似たようなミスしてるっていうのに反省してよ僕のバカァァァアア！！？)』
そうして、選手入場になるまで穂西はトイレに閉じこもる事にした
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牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！そう思って頂けると作者冥利に尽きますw (2017年9月17日 2時) (
レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - この子癒しだわw (2017年9月17日 1時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！可愛い…ですよ…！！w (2017年9月16日 11時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - 可愛い...だと.....!? (2017年9月16日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - テリチキと麻婆豆腐は素晴らしい。さん» わざわざご指摘ありがとうございます！！修正しておきます！これからも頑張ります (2017年9月14日 12時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月9日 17時
