ラスボス:8 ページ10
ーー
そして次の日、登校した穂西が教室に入った瞬間、ピリリとした空気が流れる
『(うぅむ…昨日耳郎さんに自分で言った以上、行動しないとだよね…よ、よぉし！！)』
おはよう、そう挨拶しようとした
『……ぉ…はょ…』
緊張で掠れながらも、単語としては言えた筈だ
やった！と、穂西は自分を褒めたかったが…
『…』ニィイッ
「「「(な、なんか笑ってる！？こぇえ！？)」」」
どうやら、周りにはその絞り出した声以上に、泣いた赤子が引きつけを起こしかねない笑顔の方に意識が行ってしまっていた
耳郎「(…これは、道のり長そう……)」
『(失敗したぁぁあ！！？クソォ…！！毎朝毎晩欠かさずに笑顔の練習してるのに！！)』
トボトボと、自分の席に着く事にした穂西を見かねてか、耳郎は自分から挨拶してあげようと思い、斜め後ろの席に身体を向けた
耳郎「お、はよ…」
『！』
途端に俯かせていた顔を上げ女神にでもあったかのような顔を穂西はする
しかし、不幸というべきか、彼のそんな顔はどちらかと言えば女神を見るというより親の仇でも見る様な顔に近かった
耳郎も、分かってはいるが少し引きつらせた顔でそのまま話かけた
耳郎「まぁ…さっきはドンマイ、また頑張ろ？ウチも手伝いはするからさ？」
『〜ッ…じ、あ…が…るよ』
訳:耳郎さん、ありがとう…頑張るよ
耳郎の個性でもなければ聞こえない様なか細い声…
やはり先ずはボイトレをするべきだと耳郎は思った
何故目の前のクラスメイトは個性を使う時はあれ程大声で話せるというのに、日常でその声が出せないのだろうか…
しかし、穂西と耳郎は気付いていないが…
既に、二人程いるのだ
穂西に話かけてみようか、そう思っている者が
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精神的障害者 - 主人公が擬人化するとかどうですか！？(興奮気味) (2018年12月31日 19時) (
レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» 闇夜に生きる化け物とメリオダスさんコメントありがとうございます！！そう思ってもらえて嬉しいです(´∀｀) (2017年9月7日 19時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - なにこの大型小動物、可愛すぎかよ畜生( ´^¬^`) (2017年9月7日 16時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 貴方とコンビニハミリーマートさん» またもやコメントありがとうございます！！いえいえ(^^)。そう思っていただけたならよかったです！！ (2017年9月7日 7時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
貴方とコンビニハミリーマート - ティッシュありがとうございます。w24話も最高です！ (2017年9月7日 2時) (レス) id: 3620a04f0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月3日 2時
