Frog…0 ページ1
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女のクセに女が好きとか……気持ち悪い…
それが、私が片想いしていた相手に言われたセリフ…
『まぁ…分かってたさ』
でもまさか、次の日皆に言われるとは思わんかったわ
『…ったく、あーあ……嫌だなぁ』
ただ、私からすれば人を好きになっただけ…
それが、同じ性別の人ってだけなのに…
コンビニ袋片手に、私は帰り道を歩く
膝やら顔やらに絆創膏や包帯が必要だからね？
ついでにヒロアカのコミックス新刊も買ったぞ！！
ヒロアカって女の子達皆可愛いよね
梅雨ちゃんが最推しだけど、お茶子も耳郎も透ちゃんも八百万ちゃんも芦戸も皆可愛い
私が今いるクラスは…うん、女子高だから女の子は沢山いるけど…というより女子しかいない訳だけど…
『…はぁ〜……生まれ変わったらヒロアカの世界で生きたい』
たとえ私自身の［女性が好き］という事を隠していなくてはならないとしても…
今度は、間違えないから…自惚れないから…
家に着いた私は気分を変えねばと、さっさと新刊のヒロアカを読むことにした
…今思えば、この時の私は限界だったんだろう
じゃなきゃ…あんな正気の沙汰とは思えない事、しようと思わなかっただろうから…
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『…はぁ〜っ、今回も最高だった…てか梅雨ちゃん可愛かった…』
『…尊い、梅雨ちゃん可愛過ぎて今この世を生きるのが辛い』
ああ何故彼女は2次元なんだ…
恨むぞ神よ…
『せっかくだし、また読み返そっかな？一巻はあんまり梅雨ちゃんの出番少ないけd…』
一巻の、偶々開いたページ…
主人公、緑谷出久が幼馴染の爆豪勝己にノートを爆破されたりするシーン…
そこにあった爆豪のセリフに、私の目は留まってしまっていた…
ーーーー
「来世は個性が宿ると信じて、屋上からのワンチャンダイブ！！」
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『…それだぁ！！』
そう叫んで私は、住んでいるマンションの屋上まで階段で駆け上がる
ドアを開けば目の前に広がる夜景…
うんうん、最期に見る景色としては悪くない光景じゃないですか？
どうせこのまま生きても、私は死んでる様に生きるしかないのだろう…
それならば…
『来世はヒロアカの世界に行けると信じて…！』
『…ワンチャンダァァァアアイブ！！！』
走り出して、ガシャガシャ音を立てながら屋上のフェンスを乗り越え…
私はそのまま落ちていった
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牙夢(プロフ) - 紅蘭さん» 紅蘭さん、コメントありがとうございます！！別の作品の夢主は男で落ち着いてるのでこっちはハイにしましたw頑張ります！！ (2017年9月1日 18時) (
レス) id: d261e23a4f (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - 夢主のノリの良さ！面白いです！頑張ってくださいね！ (2017年9月1日 17時) (レス) id: aef64060ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年8月28日 21時
