ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ28)

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弐拾壱(上).説得です。ページ28

A今回出てません！休憩中です！
口調がおかしい部分があるかもしれません。(とくに方言) ご了承くださいませ。

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ー粟田口の部屋にてー

薬研「…説得もこっちでやっておく。任せとけ。」

そう言うとAは自分用の部屋に戻っていく。

薬研と包丁は寝ている兄弟全員を見えるような場所で隣り合わせで座る。

包丁「…ねぇ、薬研兄、兄弟は見習いさんのこと信じてくれるかな？」

うつむきながら、心配そうに問いかける。

薬研「…悪いが何ともいえない。俺っち達は事実を伝えるだけ。信じてくれるかは兄弟達次第だろ。」

まだ眠っている兄弟を見ながら眉を少し下げて話す。

包丁「そう、だね。 …！乱兄！」

目を覚まし、起き上がった乱藤四郎に嬉しそうに近づく。

乱「包丁？…ボク、重傷になったはずじゃ。」

自分の体、本体を見ながら呟く。

乱に続くように他の兄弟も目を覚ましていく。

それを見た薬研と包丁は安心したように顔を見合わせて微笑む。

その後、他の兄弟達に向き合って今までのことを話していく。

後藤「…大体の事は分かった。だけどな、すぐに信じるってことは出来ねぇ。

　悪いけど俺は〔人間〕ってだけで怒りがわいてくるんだ。憎いとも思ってる。」

ズボンの裾を強く握りながらはなしている。

毛利「僕も、小さい子を傷付けたあの人を恨まないわけにはいかないんです。

　同じ人間、今は優しくても、後から何をしてくるのか分からないですから。」

普段の毛利からは聞いたことの無いような低い声で訴えてくる。

乱「僕も全力で反対する。いくら兄弟に頼まれても信じられない。会いたくないよ。」

怒り、悲しみ、恐れ、色々な感情が混ざりあった声色だ。

博多「俺もはんたいするばい。」

博多も審神者によって重傷になった一振りだった。この意見になって当然だろう。

薬研「…そうか、分かった。」
目を伏せながら言う薬研。

包丁は、その姿を見てあせる。
包丁「！薬研兄！何で((薬研「でもな、見習いのおかげで、もう少しだ。あと、もう少しで会えるぞ。」

目を伏せながら話していた薬研はいつの間にか兄弟全員の目を見回しながらはなしている。