ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ26)

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廿.事情です。ページ26

ほとんど会話文です。すみません！

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『…下を向いていても何も始まりません。まずは手入れできる子達から、どんどん進めていきましょう。』

そう言って、部屋にいた子達の刀を拾っていく。

全部拾い終わったら、手入れ部屋へ移動し、妖精さんにおねがいする。

その間、薬研と包丁に詳しく話を聞く。

薬研「…あの審神者は、元々俺っち達に毎日のように暴力をしてきていたんだ。機嫌が良いときでも、兄弟に単騎出陣させて、怪我して帰ってくるのを楽しんでいた。」

包丁「だから、我慢できなくなった兄弟が審神者に抗議しにいったんだ。
手入れをしてくれ、休みを少しでいいからいれてほしいって。それが気にくわなかったのか、兄弟がボロボロになって帰ってきたんだ。」

薬研「これが俺っちが言ってたあの時、だ。俺っちと包丁は兄弟を守るために審神者の機嫌をとったり、兄弟の分の出陣、遠征をしてた。あの時みたいにならないように。
…申し訳なかったが、アンタが、泣いている包丁と一緒にいたから、、審神者と同じだと思っちまった。すまなかった。」

包丁「…俺も、最初は疑ってた。ごめんなさい。」
　
　

『大丈夫ですよ。今は信じてくれているんですよね？』

薬研「あぁ。もちろんだ。…話を戻すが、強制、単騎出陣で重傷になったのが平野、後藤、五虎退。
審神者にやられたのが乱、博多、毛利。
この三振りはアイツにやられているから人間を簡単に信じてはくれないだろうな。気を付けた方がいいぜ。」

包丁「ずお兄とばみ兄は審神者の術で本体だけ。もし直ってまた顕現できたら、斬りかかってくるかもしれない。
失踪したのは厚兄、信濃兄、秋田兄、前田兄だよ。
あと、、鳴狐さんは知ってる？鳴狐さんは中傷だけど、お供の狐さんがいなくなったらしい。」

薬研「俺っち達も手伝うが、兄弟達を探すときにお供も探してやってほしい。頼む。」

包丁「俺からも、お願い。鳴狐さん、一緒に兄弟のこと守っててくれたんだ。」

『…大体の事は分かりました。鳴狐様のお供さまも、一緒に探します。話してくれてありがとうございました。』

そのあとはお菓子食べながら手入れが終わるのを待ってました。