ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ3)

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零.神様、初めまして。ページ3

…ふと、目を開けるとそこは真っ白な世界だった。
何もない、ただただ白い景色が広がっているだけ。

　なんだ。トリップ出来なかったのか。。

？？「どうも、」
『？？？』

振り返ると、アニメに出てきそうな美少年が立っていた。

　 …てか、肌綺麗すぎない？撫でまわしたい←

？？「はっはっは、全部聞こえてますよ笑」

美しい少年は口に手を当て笑い、そのまま微笑みながら話しかけてくる。

　あれ、思ってること口に出てた？？

？？「いえいえ、ここでは貴方の話し声も心の声も全て聞こえますよ」

『わーお。じゃあ撫でさせてください』
？？「だめです。」

Aはｼｮﾎﾞﾝと効果音が付きそうな悲しそうな顔を見せる。

　くそぅ、少しくらい良いじゃないか。現実にはこんな美少年はいないんだぞ。

　ちょっとくらい撫でさせろぅ。

？？「だめです。…と、話が進みませんね。私はヨウノミト。皆様のいう神です。あなたは不運なことに運命ではない時に亡くなってしまわれました。」

わー。自分で神ですとかいったよ。この子。

ていうか、え、あれ運命じゃなかったの？おどろきだぜぇ←

『本当に？じゃあ、輪廻には還れない感じですデス？』

ヨウ「残念ながら。…しかし、私の力で別世界に転生させることが出来ます！あなたが死ぬ前におっしゃっていたトリップ？です。どうしま『お願いします。今すぐに』わ、わかりました。」

ヨウは若干引きながらも、トリップの手続きを進めている。

　本当にトリップって出来るんだ。なら、お願いするしかないよね！！

ヨウ「別世界の住人となりますので、そこからは私は干渉することは出来ません。ですのでご加護をつけさせていただきますね。」

『加護、ですか？』

そういうとヨウは、何かをぶつぶつ唱え始めた。そして、Aのからだが光り出した。

　なんだか、暖かい。

ヨウ「これは、狐の加護です。狐がお好きと分かったので、狐にしてみました。」

　神様、万能すぎな？

ヨウ「これはあなたの負の感情を食べてくれます。何かあったときもこのご加護があなたを守ってくれるでしょう。…しかし、あまり溜め込みすぎないように。この力が暴走するかもしれません。まぁ、気楽に頑張ってください！では、良い生活をﾆｺｯ」

『あ、ありがとうございました！！』

お礼を言った直後、Aは眠気に襲われた。