認 知 済 -まふまふ-

わたあめ機 ページ24

ピンポーンとチャイムが鳴って、目が覚める。

こんな朝から誰だよ……なんて思いながら、隣に寝るヤナセを起こさないようにベッドから抜け出して。


そしたらどういう事なのかわたあめ機が届いた。



ま「え、どういうやつ？」



リビングで1人困惑していると、目を擦りながら不機嫌そうなヤナセが起きてきた。


わたあめ機を見て、ボクを見て
少し憐れむような顔をして、シャワー借りるわ〜とお風呂へ


え、絶対アイツボクが借りてきたって思ってるんだけど！！！！



ま「違う！！ヤナセ！！ボクが借りたんじゃない！！！！」



恐らくではあるけど、彼女の頭の中にあるモノを否定したくて、脱衣所の前までやってきて叫ぶと


「扉1枚挟んで女の子が裸やって言うのに、よう否定しに来たな」


なんて返答が来る。

いや確かに！？
向こうで裸なんだろうけども！
お前1回アツイって言ってボクの前で下着になってんだからな？！

それなのに耐えた俺！凄い！！



ま「絶対お前勘違いしてるだろ！！！
扉1枚挟んでたら何ともないから！！！見えてないし！！！」

「朝早いから、今。
その声量はうるさい、トーンを下げろトーンを」



さっき時計みたけど11時だったから！
そんな朝早くないから！


ドンっと扉を叩いてみるも虚しく、シャワーの音が聞こえ始めた。


あらぬ誤解をされてるのをきちんと否定できたのか、少し気になる。

ていうか誰だよ、ボクの家にわたがし機届けたやつ。

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