おはよう ？ ページ2
目が覚めたのはお昼過ぎだった。
カーテンの隙間から見える空は快晴で、久しぶりにしっかり睡眠をとったって言うのに曇るボクのココロを嘲笑ってるみたいだ。
ま「お腹すいたな」
独り言をぽつりと漏らし、周りを見渡せば、いつも通りの間取りにいつもの違う家具。
あぁ、ヤナセの家に泊まったんだった。
ソファですら疲れが取れるほど、ボクの体は限界を迎えていたのかもしれない。
それが本当に体なのか、はたまた心なのかは分からないけれど。
ご飯でも作ろうと冷蔵庫を覗くと気持ちあるかなぁ程度の食材たち。
まぁ作れなくもないかな。
遠慮なんて言葉、ヤナセに対してある訳でもない。
勝手に冷蔵庫の中身を使って、勝手にキッチンに立つ。
多少は文句言うかもしれないけど、今の彼女なら放っておくときっとご飯も食べない。
料理をし始めてから、ほとんどは自分の為だったり、友人達の為だったり。
好きな人だけのために作るだなんて、昔は思いもしなかった。
ヤナセにご飯を作ったことはあるけれど、友人が周りにいたわけで、彼女だけの為じゃなかったし。
甘い物好きだったなとヤナセの好物を思い出し、簡単だし作れるし。と牛乳に手を伸ばす。
ボウルの中で卵と砂糖と共に混ざり合うソレを見て、何だか笑えてきた。
こんな風に、簡単に溶け込めたら。
ヤナセの事がリスナーのみんなに溶け込んでくれたら。
そんなことを思う。
ま「らしくないなぁ……」
パンッと自分の頬を叩き、気合を入れる。
今日こそ、正念場だから。
まふまふ、ちゃんとヤナセを支えてやるんだぞ。
自分に言い聞かせながら、切って置いた食パンを液の中に浸した。
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名無しちゃん(プロフ) - コメント失礼します。すごく現実味がある話でとても心にくるものがありました。まふくんの口調？とか本人が言ったわけじゃないのに脳内再生されました((この話とても大好きです。応援してます！！ (2019年10月13日 3時) (
レス) id: f7c3c5ac5b (このIDを非表示/違反報告)
aaawaaa(プロフ) - はじめまして、挨拶して突然ですが、1がいいなー、と思っています。応援してます！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: 15c7fe8e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 初コメ失礼します！ずっと密かに応援させていただいてました！更新のお話ですが私は「オリジナルを入れて番外編として時間軸バラバラで書く」がいいかと思いました。どうやってコメントしたらいいかわからなかったので変な日本語になっていたらすみません。応援してます (2019年7月1日 1時) (レス) id: bd92ebf6ca (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - はじめまして！この作品がすごく好きです！この作品がきっかけでまふまふさんのことを調べるきっかけにもなりました。削除してしまうんですか？寂しいです。 (2019年5月19日 16時) (レス) id: 9e0c7c5d26 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - こんにちは。削除してしまうんですか？この作品好きで何度も何度も読み返してます。読めなくなってしまうの凄く寂しいです(>_<) (2019年4月17日 11時) (レス) id: 05264bd7fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M。 x他1人 | 作成日時：2019年2月11日 0時
