【鬼滅】鬼狩少女は今世こそ人生を謳歌したい【MHA】 (ページ17)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:55,276 hit

１６：測定後ページ17

私達がわいわいやってる間に何と緑谷君が“個性”を使ってボール投げをクリアしていた。しかし怪我をしている…。

やっぱり無個性じゃない。彼は“個性”を持っている。
でもいくら“個性”が強くても代償が大き過ぎないか…？これ…。

「んじゃ結果発表。……あ、ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

「はぁー！？」

「なんだよそれ！」

「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えたらわかりますわ」

…そうだったのか。私には本気に見えたんだけどなぁ…。
そのあと緑谷君はすぐに医務室に運ばれ、私達はテストの余韻に浸っていた。

「めっちゃ疲れたんだけどー！」

「マジな。力出し切ったぜ…」

「つか緑谷無個性じゃなかったじゃん。結局誰なんだよ無個性って」

「わかる！緑谷だったら割と納得だったけどな！」

「ていうか皆運動神経良すぎだよ…」

「わかる！男子はともかく、女子の中だとそこの君！！」

「……わ、私？」

急に指を指されてびっくりした。
この子凄い派手な見た目の子だ…。可愛い…。

「アタシ、芦戸三奈！“個性”は酸！」

「え、えっと…！三奈ちゃんよろしくね！私、十朱Aっていうの」

「Aかー！うん、よろしく！
ねね！Aってやっぱ体力強化系の“個性”なの？」

「…えっとね、私達がさっき相澤先生が言ってた無個性なんだよね」

「…え！？」

私の一言に私と炭治郎と善逸と伊之助以外の全員が驚いている。

「え！？お前が！？」

「うん、炭治郎も善逸も伊之助も無個性だよ」

「嘘だろ！？なんで“個性”ないのにあんな記録出してんだよ！特にお前！同じ雷系の仲間だと思ったのに！」

「ま、まぁ雷の呼吸だしなぁ…」

「呼吸？なんだそれ！？」

「待て！口を挟んで申し訳ないが、それは流石に嘘だろう！確か君は入試の時に一緒だった仮面の少女だろう？とてもじゃないがあれは通常の人間とは思えない身体能力だ！あれで無個性だとでも言うのか！？」

「うん！」

「凄い元気に肯定するな君は！？」

このあと相澤先生が来て、制服に着替えてから各々帰宅するように指示された。

制服に着替えた後、一気に疲れが押し寄せてきた。
…明日から色々と大変そうだな…。