Let me look . / / / Alan.s (ページ45)

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外へ出ると、
頭の上には満天の星空が広がっていた

時々吹く風も心地良い

私は庭のﾍﾞﾝﾁに静かに腰掛けた

懐かしい

このﾍﾞﾝﾁにはお父さんと良く座ってた

沢山の思い出が詰まったﾍﾞﾝﾁ

無意識に頬を伝う暖かいﾓﾉ

- 「 __________ ... さやかちゃん」

振り向かなくたって分かる

ほのかに香る香水の香り

それに、優しい声

『亜嵐くん、 … どうしたの？』

そう問い掛けると、

亜嵐「俺もちょっと外の空気吸いに来た (笑) … 隣、座っても良い？」

『うん』

そう言うと静かに私の隣に腰掛けた

暫く続いた沈黙を破ったのは亜嵐くん

亜嵐「今日は、何か突然押し掛けちゃってごめんね？」

ほら、今だって
私の事気遣ってくれるんだ

『ううん、大丈夫 … なんかね、ちょっとだけ玲於が羨ましく思えた』

不思議でしょ、
亜嵐くんの前だとつい本音が零れる

亜嵐「 ... 羨ましい？」

『うん、皆仲良くて優しくて … 本当の家族みたいに見えた』

亜嵐「家族かぁ、」

『うん』

初めて亜嵐くん以外の
ﾒﾝﾊﾞｰさんを見て、
玲於はこんな人達に囲まれてて
幸せだろうなぁって思った

本当の家族みたいで ____

すごくｷﾗｷﾗしてた

あたしからしたらそれは、
夢の中でしか感じる事が出来ない

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