甘い悪魔 2 __ Reo.S (ページ16)

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さやかに用事があると呼ばれたのは

剛典さんとさやかが居たあの場所

目の前にはいつもと少し
違う様子のさやかの姿

『こんな所で用事って … なんです？』

そう問い掛けても黙ってるさやか

_____ ｻｧ … ｯ

冷たい風が吹く

さやか「 ... わたし決めたの。すごく迷ったけど … どちらかしか選べないなら玲於くんには傍にいて欲しい」

＂ ... ____ 私、完璧な主人になるよ＂

胸が痛い

でも仕方ない事何だ

『 ... そう、ですか。でしたら俺は完璧な執事に _____ 』

さやか「だったら … 、言う事聞いてくれるよね」

え？

さやかは街灯の淵に足を掛け
橋の手摺り部分に立った

何やってんの！

『ちょ、さやか … 危な ____ 』

さやか「さっ … 佐野玲於ｯ！執事のあなたに、め、命令します！」

顔を真っ赤にしながら
俺に指差すさやか

さやか「わっ、わわっ、私と付き合いなさいｯ… ！」

… は？

『 ... ま、待ってよさやか。昨日、俺が言った事覚えてる？執事が主人に仕えるためには … __ 』

さやか「分かってるｯ！！！」

声を荒げてそう言うと
思い切り俺の胸に飛び込んで来た

本当 … 勘弁してよ

『 ... 言ってる事が無茶苦茶だよさやか』

さやか「無茶苦茶でも何でも、私が主人よ … ｯ！_______ 当然、答えは＂イエス＂でしょッ！』

『 ... っ、ふはは … あはは』

本当にさやかには敵わないなぁ

『 ... ______ 全くその通りです』

俺はさやかの腕を引いてそっと口付けた

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