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B5-3 ページ6

彼女は、手で祈りながらザックに向かってそう言った。



え?今この子、自分殺してって言った?


「うぇえええええっ」

ザックはその場で吐き出した。
吐いたものが地面に落ちている。
見るだけで吐き気がしそうだ。


「お前気持ち悪ぃ事言ってんじゃねぇよ...」


『どうして、自分から死にたいの?』


そう尋ねると彼女は


「私は、生きてちゃダメだから...」



という事らしい。でも僕には、さっぱり分からない...


『そんな事ないとおm...』



「なぁ、お前頭いいんだな?鍵開けてきたしなぁ」


僕の言葉を遮るようにザックは、彼女を鎌で指差した。



『ちょっt...』



「うん、鍵開けたのはこの私。」


「俺、バカなんだよ。だから、ここから出るのを手伝ってくれよ。それで、俺が外に出られたら、お前を...殺してやるよ。」


「貴方の役に立てば、私を殺してくれるの?」


「あぁ、そうだよ。」



もう、かなり二人の世界に入ってるな...僕は離れた方がいいかな...


「ちょっと待て。そこのガキ。」


その場を離れようとするとザックが僕に呼びかける。


「お前も頭良さそうだな。殺せねぇし、最悪盾とかになりそうだな。よし、お前も連れてく。」


『えっ!待ってよ!いきなり...』



「じゃあ、コイツみたいに地上に出たら殺してやるよ。」


『嫌だよ!僕殺されたくないよ!』


彼女だけだと思うけど、多分死にたいの...


「なら、何がいいんだよ」



『じゃあ、お姉ちゃんを探して欲しいかな。半年くらいから行方不明なんだ。』



「…気が向いたらな」


そう言うとザックは、鎌を後ろに持ってきてエレベーターの方へ向かう。


「おい!グズグズしてんじゃねぇ!早く行くぞ!A!」


「早く行こう...」


ザックが僕の名前を...


『うん!』



僕はエレベーターに向かった。





ザックが僕の願いを聞いている時、なんだか少し暗い顔をしていたのが




僕の頭から離れなかった。

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miki(プロフ) - 鈴錬さん» 分かりました!時間がある時に書きますね! (2018年8月12日 9時) (レス) id: 9a548ac54e (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - エディに好きって言ってみた(それをキャシーに見られた)をよろしくお願いします! (2018年8月12日 9時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - そう言って貰えると嬉しいです!頑張って更新してきますので、最後まで見ていただけると嬉しいです(o´艸`) (2018年8月12日 5時) (レス) id: 9a548ac54e (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続きが楽しみです!キャシー姉さんはエディの次に好きです! (2018年8月11日 22時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miki | 作成日時:2018年8月11日 13時

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