キャシーの弟が生贄に？！[殺戮の天使]

B4-12 ページ20

ザック視点






今俺はぶっ壊した墓があるとこに来てる。


あの水ん中冷てぇし、気持ち悪りぃし、出てきたんだよ。



「っーてもなー。俺に出来ることなんもねぇな...」


...あの時のレイの笑顔が目が死んでたな。
あの目が死んでなかったら、最高だったのによぉ...


てか、なんであのガキ殺せねぇんだよ...
アイツを殺そうとすると、何かにぶつかったみてぇに、鎌が止まるとか意味わかんねぇ...









...あいつは一体何者なんだ？







まぁ、俺が考えても分かることねぇか...



「フフッ...」


どっからかガキみてぇな声が聞こえたな。レイやAとは違ぇ...



「誰だ！」



「フフッ...この墓荒らし...」



「チッ...」


俺は鎌を構えて、笑い声のガキが出てくんのを待ってやった。



コンッ




「やぁ、ザック...」



「...クソガキが」




「折角君のお墓も作ってあげたのに...壊すなんてどうかしてるよ！」



「それにしちゃ、随分俺のはお粗末だったじゃねぇか」


なんで、レイやAのだけ立派で、俺のだけただの石なんだよ！ｸｿｯ...


「でも、ザックの墓石はそのままでいいよね！君にはピッタリだ！」



「お前を先に墓に入れてやるよっ！」



スッ...



「チッ...」


あのクソガキ、俺の攻撃を避けやがった...


「てめぇでも、クソガキでもない。僕の名前はエディだ。」

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