日記 その17(※第三者視点) ページ19
「ライリーさん…っ！どうしてこんなことをしたんですかっ！！貴方が一体何をしたのかわかってるんですかっ…！？」
「…っう、ひぐっ…ら、ライリーさん…っ、ごめんなさいなの…許してほしいの…っ！」
悲痛な顔を浮かべ苦しそうに声を荒げるイライ、その隣で必死に涙を手で拭いながら謝罪の言葉を述べるエマ。2人は懇願の眼差しをフレディに向けるが本人はその視線と声を流し、願いが届くことはない。
「たったこのくらいの程度だろ？何をそんなに悲しんでいるんだ」
「ぐすっ…うっ…いやなのっ…！私こんなの望んでないのっ…！！」
「ライリーさんっ…貴方はとんでもないことをしでかしたことをまだお気づきにならないんですかっ…！？
僕達のハンバーグだけチーズインしてないじゃないですかっ！！！？？」
「それだけの罰で済むだけマシだろうがっ！」
「「マシじゃない/なの！！」」
時間を遡ること数時間前、逃げることが不可能になり泣く泣く1人女装大会を受けたフレディ。色々なものが減り、少しだけ罰を与えてやろうとフレディは考えていた。
今晩の料理当番はフレディであり、腕はこの荘園の中で上位を誇るほどの腕前で、皆いつもフレディの料理を楽しみにしている。勿論エマやイライも例外ではない
そこでフレディが考えた罰はエマとイライのだけはハンバーグの中身にチーズを入れないという、かなり甘めの罰にしたのだが、2人には結構効いている模様で現状このようなことが起こっている。
正直フレディ自身もこの反応は予想外だったよう
「うぅ…ライリーさんのチーズインハンバーグぅ…このままでも美味しいけどやっぱりチーズ入りも欲しいのぉ…」
「僕、チーズインハンバーグが出ると聞いて試合頑張ったのに…ぐすっ…ごめんなさぃ…」
「………はぁ、2人とも。ちゃんと反省したか？」
フレディが厳しい口調で2人に問いかけると、2人は泣きべそをかきながらこくこくと頷く。どうやらフレディの罰は意外にもかなりお腹に応えたらしい。
「…ほら、チーズインハンバーグはもう出せないが、チーズ沢山入れてあるから」
2人がコクコクと頷いたのをちゃんと確認すると、ふわっと優しい笑みを浮かべ小さめのカップだが食欲をなんとも刺激するミニベーコングラタンを2人に渡す。
先程まで泣きべそをかいていた2人だがグラタンを見た瞬間子供のように無邪気な笑顔を見せ、フレディに抱きつきグラタンを溢しそうになるのであった
日記 その18(※第三者視点)→←日記 その16(※画像あり)
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A - 好きです！ 更新頑張ってください！ (2021年2月14日 14時) (
レス) id: 6a4b6c1b87 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫商店(プロフ) - トシ@堕落した元天使さん» コメントありがとうございます！かなりマイペースに投稿しますが頑張ります！ (2021年1月8日 0時) (レス) id: a30f808352 (このIDを非表示/違反報告)
トシ@堕落した元天使(プロフ) - 弁護士推しの私にはご褒美でしかないなこの小説！！ (2021年1月6日 16時) (レス) id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫商店(プロフ) - コメントありがとうございます！なぜかって？弁護士が推しだからさ(｀・ω・´) (2019年7月20日 14時) (レス) id: a30f808352 (このIDを非表示/違反報告)
無言様 - いや待ってなんで弁護士にしたのwwww笑う無理wwwwww最高すぎるw最高の作品ありがとうwww (2019年7月20日 12時) (レス) id: ca45ce979a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：化け猫商店 | 作成日時：2019年6月13日 10時
