ep4 ページ4
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「ふう〜〜お腹いっぱい!」
「俺もお腹いっぱいです〜〜Aさん気にってくれたみたいでよかったです」
「ほんといいね、このお店」
ベッキョンくんが連れてきてくれたお店は隠れ家みたいになっていて知っている人は知っている美味しい店みたい。
クリスマスってことがあるのか隠れ家でも店内はほぼ満席。
ご飯がそりゃまたすっごい美味しかった。
これこそまさにシェフを呼んでくれだよね。
しないけど。
なんて最高なクリスマス!!
ってちがーーーう!!
「なにがですか??」
「いやだから私の心を読まないで」
「だからAさん声に出してるんですって」
なんて言われてケタケタ笑われた。
笑った時に四角の口になるのがなんとも可愛らしい。
じゃなくて、
「ちゃっかり幸せなクリスマス過ごさせて頂いて…プレゼントまで…あっ私ベッキョンくんに何もあげてない…」
自分だけちゃっかりたっかいブレスレットまでもらっちゃったよ。
「俺はAさんが喜んでくれたらそれでじゅうぶん」
「かっこつけんな」
「いやここはときめくとこですよ」
実は充分ときめいた21歳
「本当になにもいらないの?」
「じゃあAさんください」
「はい?」
私?を?くださいだと!?
「プレゼントはAさんがいいです」
「年上をからかうのは良くないよベッキョンくん」
「からかってませんよ〜〜本気ですって」
君のそのおちゃらけたキャラから本気感を感じないです、ごめんなさい。
それに軽く、うんわかった♡なんてなるわけないじゃん。
「年下には興味ありません」
「そんなこと言ってられるの今のうちですよ」
どきっ
どうやら私はベッキョンくんの本気モードに弱いようで。
なにが、どきっだよ。
「これからは学校でもガンガン話しかけますね!」
「やだ、ベッキョンくんのファンが怖い」
「そんなのいませんよ〜〜」
「おるわ」
「とりあえずAさん連絡先教えて♡」
ワンコみたいに言ってくる彼に不覚にも可愛いと思ってしまった私は末期だと思う。
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作者名:ひとみ | 作成日時:2017年1月12日 14時