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世間はカップルのためのイベント、クリスマス。
私も今日は朝から彼氏と過ごす予定でした。
そう、過去形です。
いろんなお店を見て軽くランチして、
お互い欲しい物を見つけたらクリスマスプレゼントとして買ってその場で交換して、
夜は豪華なコースでディナーをしてイルミネーションを見て帰るっていう予定でした。
そう、過去形です(怒)
待ち合わせ時間から1時間経っても彼は現れなく、何かあったのかなと心配になり電話してみた。
ら、
「ごめん好きな人ができたから別れよう」
「え？」
「ごめん、じゃあ」
突然別れを告げられ電話を切られた。
あまりにも展開が急すぎて私の頭がついてこなかったけど、
考えれば考えるほど怒りがこみ上げてきて言いたい事言ってやろうと私は彼に電話をかけた。
「俺、Aとやり直す気はないけどAの言い分くらいは聞くよ」
なんでそんな上から目線なんだよ、何様だよ。
と思いつつ私は言葉を並べた。
「あなたの浮気にも目を瞑り知らないふりをして良い彼女を演じるのもこれで終わりだと思ったら私も気が楽になった。あなたみたいな人と3年も付き合ってたと考えたら大学生活無駄にしたとしか思えないや〜辛いな〜今までありがとうございました。」
「えっ、なにそれ」
「なにそれってそのままの意味だけど」
「ほんとAって性格曲がってるよね」
「何？自分の事言ってるの？あんたみたいなのこっちから願い下げ！」
と少し声を上げて電話を切った。
その場にいた周りの人が一斉に私を見て恥ずかしくなりその場から逃げ出して近くのカフェへ飛び込んだ。
で、今に至ります。
あんな別れ方したけど浮気してても黙ってたのは彼のことが好きだったからだし、
こっちに戻ってきてくれたらいいやっていう私の甘さもあったのかな。
それくらい彼が好きだったと改めて思い、彼との思い出がフラッシュバックし涙が止まらなかった。
「Aさん？大丈夫ですか？」
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作者名：ひとみ | 作成日時：2017年1月12日 14時
