自信家寂しがり屋のブラック本丸建て直し (ページ7)

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第6段階ページ7

青柳side
部屋に戻りこんのすけに教えて貰いながら、
防音の結界を張っていく。

こ「これで、死角なしです！
それで、作戦というのは？」

『僕が囮になろうと思う。』

こ「危険すぎます。許可出来ません。」

『お願いだ。こんのすけ。
今日の夜、決行するから。
ちゃんと聞いててね？』

こ「海斗様！！ダメです！お考え直し下さい！！！」

『これ以外に道はないよ。知ってるでしょ。
誰かが動かないと意味が無いんだから。』

こ「ですが....！」

必死に僕を止めようとする声を無視し、
計画を淡々と話していく。

『僕は、この本丸を早く解放してあげたいんだ。
みんながみんな、死んだような目をしてる。
刀帳に登録されている写真はとても活き活きとしてるのに、おかしいじゃないか。
恐怖政治は長続きしないんだよ。』

こ「だとしても貴方様が夜伽の相手に志願し、
隠し持ったブレスレットを鳴らすなど不可能でしょう！
もし、部屋に入る前に荷物確認などがあったら、
あの審神者です。厳罰として何を言い渡されるか！」

『そこで、お前の出番なんだよこんのすけ。
審神者の監視役としての役目を兼ねる君は、
気配とかを消せるんじゃないの？』

こ「まさか、私にブレスレットを持ってこいという事ですか？」

『そこまで言うんだったら、手伝ってよ。
なんてね、僕一人でどうにかするさ。』

ブレスレットは1つしかない。
チャンスは1回。
成功する見込みはかなり低い。
僕の霊力が染み付いたものだから、
部屋に置くにも勘づかれない可能性がないとは限らない。
だから、狙いは別だ。

このこんのすけは僕の親から口酸っぱく、
僕の事を見るように言われてるらしく、
色々と設けてくる制約が多いのだ。

だからブレスレットを付けずに審神者の部屋に入ろうと思うなんて言った暁にはなんて言われるか分からないから。
あくまでも実験としてこの方法が成功しそうって事で。

そして決行の時┈┈┈┈
『審神者様に会いたいのですが。』

燭「主は今取り込み中だよ。
要件なら僕が聞こう。」

『そうですか....急ぎ見てもらわなければならない見習いの書類があるのですが....。』

燭「..........主に聞いてみよう。」

そう言って廊下の奥に消えていく燭台切さん。