青柳光輝という人物 ページ1
青柳side
小さな頃から何かと色んな事がよく出来た。
剣道も大会で何度も優勝したし、
勉強も進学校でトップクラスを保持し続けた。
両親は
何をやっても健康なら良いというスタンスの人達で
僕が夢を持ってない事を案じ続けていた。
そんな中、高校卒業の日。
家に黒服のような人達が訪ねてきた。
一人の人が僕の担当だと言い、自己紹介をした。
神楽さんと言うらしい。
神楽「単刀直入に申し上げます。
青柳光輝様、
青柳真一郎様の本丸を建て直しては頂けませんか。」
『おじいちゃんの本丸.......?』
両親2人は何か知ってるようだった。
母「あの子達、お義父さんの後を追って、
顕現解除されたのではなかったのですか?」
父「そうだ、父が居なくなったから、
本丸は解体されると聞いていたのですが.......。」
神楽「その事に関して、お詫び申し上げます。
それは、家族の皆様を安心させる為の嘘でありました。
真一郎様が突然亡くなられた事により、
奔走なさっていた皆様に、
真実はお伝え出来なかったのです。」
両親はショックを受けていたようだった。
『その、本丸解体が行われなかったなら、
引き継ぎとか、行われるものでは無いのですか.......?』
神楽「2代目はきちんと本丸を守ってくれたのですが、
病弱だった為、本丸は直ぐに3代目へと渡されました。
ですが.......その...審神者がブラック審神者だったのです。
疲弊している刀剣に度重なる出陣要請、
折れる寸前の刀剣たち。
耐えかねた刀剣の一振が、審神者を刺殺し、
その後、もう一度審神者を送り込みましたが、
次は夜伽に刀剣を使う始末で.......出陣要請にも応えず、
言霊で無理やり従わせるという始末だったのです。」
『4代目の方は、まだご健在なのですか?』
神楽「はい。まだおります。
なので、光輝様には、
見習いという形で本丸に潜って頂く事になります。
もしかしたら夜伽に誘われる可能性がありますが、
その時は、必ず、飛び込む事はせず、
体調が悪いや言い訳をして逃れてください。
まずは、味方を作るのです。」
『でも、長くは続かないのでは?
手を出したら政府に言いつけるように、
言ってもらっているという証拠のようなものが欲しいですね。』
神楽「そうですね.......なら、政府の紋章が刻まれた、
このブレスレットをお持ちください。
そのブレスレットに関しては、
私から書面で説明しておきます。」
『ありがとうございます。
母さん、父さん、行ってくるよ。』
母「あの子たちをよろしくね。」
頷き、明日迎えにまた来ると言うので、
竹刀などの必要最低限を準備し、眠りについた
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ