だから地球は丸いんだ【ハイキュー戦争パロ】

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「あのねぇ英？あんたはもう、うちの子だって言ってんだからそんなこと気にしなくていーのよ」



「…………でも…」




英くんはうつむきがちに答えた




「みんな、迷惑だって
嫌な顔して、だから、俺、先生たちに迷惑かけたくなくて、だから」



「誰が迷惑なんて言った？」



「！！」



「少なくとも、私たちは英のことを迷惑だなんて思わないわよ、絶対に
こっちが家族になって欲しいって言ってんだから」



「だから、ずっとここに居ていいの」




……英くんは、辛い思いをしてきた

この若さで両親を失って、頼れる人もいなくて…



だからきっと、絶対(・・)なんて

信じれない



でも、少しでも

私たちのことを信じたい

と思ってくれるなら





「大丈夫だよ、信じていいんだよ」




「………先生は、俺のこといらないって言わない？」




「うん、約束する」




「約束ってそんな簡単に言っていいのかよ…」




「だって先生が今まで嘘ついたことあった？」




「！！………ない」




「でしょ？だから信じて」




「……………わかった。先生を、信じる」




「さーさーそうと決まれば早くお風呂はいっちゃいなさい、冷えるでしょう」





お母さんはそう言って英くんを連行していった


英くんは多少戸惑ってはいたものの、明らかに表情は明るくなっていた




ごめんね、英くん


わたしはいま、その表情(かお)が見たくて嘘ついた



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