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恥ずかしさと悔しさと、無駄にキヨくんがかっこいいからドキドキする気持ちが混ざり合う。
｢むかつく｣
未だに私の上から退こうとしないキヨくんを、精一杯の反撃として睨みつけてやった。
そうすると、キヨくんが目をぱちくりさせて固まる。
お、勝てた？私勝てたのかな？
そんな浮かれた気分も束の間のこと。
｢、その顔は反則だろ｣
さっきまでニヤニヤしていたキヨくんが眉を寄せる。
あれ、そんなに怖かったかな。
もしくは、また不細工って言われそうな予感。
可愛い女の子なら｢むかつく｣じゃなくて｢恥ずかしい｣っていうのかな。
そんなことを考えていると、するりと頬を撫でられる。
その感覚がくすぐったくて、思わず身じろいだ。
｢誘ってんの？｣
また顔が近づく。
その距離と、学校には似合わない表情に思わず息を飲んだ。
そんな状況の中でも、バカじゃないの、と言おうとした時、キヨくんの顔が私の顔を通り過ぎる。
顔に当たる髪の毛がくすぐったい。
太陽の光が眩しくて目を瞑った。
｢かわいい｣
耳元で囁かれた言葉。
｢え、？｣
今、かわいい、って言った？
聞きたかった言葉なはずなのに、あまりに突然過ぎて実感がわかない。
びっくりして眩しさなんて気にもせず目を開く。
そうするとキヨくんはさっと私の上から退いて、横に寝転んだ。
｢あー、ねむっ｣
大きな欠伸を一つして、私のブランケットを奪って自分にかける。
え、ちょっと待って。
眠いとかじゃない、寝かせてたまるか。
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ぽっぽ(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます。わわわ、とても嬉しいお言葉...!!私は嬉しくてハゲそうです...! (2018年2月21日 22時) (
レス) id: 5326fc1be3 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - どうしよう！文章の書き方が私好みすぎてハゲそうです！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: 033c473335 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳩ポッポ | 作成日時：2018年2月20日 16時
