【twst】NRC生が敵連合に拾われ雄英高校に行く話【MHA】 (ページ19)

今日:20 hit、昨日:6 hit、合計:281,046 hit

◇１８「退屈な授業」ページ19

【翌日】

昨日は放課後にクラスメイトと喋る暇もなく弔さんに呼び戻されてしまったせいで全然交流が出来なかった。学校生活において初日はかなり貴重なのに…。

今日から本格的に授業が始まるみたいだし、昨日以上に気合を入れないといけないな。

…とは言っても、午前中はなんかつまらない授業ばかりだった。
正直拍子抜けだ。もっと個性的な授業があるのかと思っていたが…。午後もなんだか面倒くさくなってきた。

午後はヒーロー基礎学という授業らしい。
担当教員であるオールマイトという男が教室に現れた瞬間、教室が急にざわつき始めた。
有名人らしいけど、当然の如く私は一切知らない。

とりあえず全員戦闘服(コスチューム)を着てグラウンドβに出る事になったが…これ、皆の話題についていけるか不安だな。

________________

________

「始めようか！有精卵共！戦闘訓練のお時間だ！」

オールマイトの言葉を合図に全員がグラウンドβに集まる。
皆、凄い服装だな。ただでさえ顔を覚えてないのにより一層誰が誰だかわからない。

「わぁ…！その戦闘服(コスチューム)めっちゃ可愛いね！」

「…？え、私？」

「うん！！」

私が突っ立っていると、後ろから茶髪の女子生徒に声をかけられた。
この子は確か…入試の時に瓦礫に足が挟まってた子だ。

弔さんに「戦闘服(コスチューム)を発注すると金がかかる」と言われたので私の戦闘服(コスチューム)はナイトレイブンカレッジで使っていたハーツラビュルの寮服にその辺の店で買ってきた白いミニスカートを履いているだけなのだが、うちの寮服を褒められるのは素直に嬉しい。
私的には元のズボンでもよかったのだが、動きやすさを重視してスカートにした。

ちなみに靴はあっちで寮服用に使っていたスニーカーブーツしかなかったので、仕方なく黒いニーソックスを買って履くことにした。
…もちろん、スカートの下にインナーパンツを履いてるからその辺は大丈夫だ。

「私、麗日お茶子！よろしくね！」

「私は綺瀬A。よろしくね、お茶子ちゃん！」

ヒーロー志望の女子の笑顔は眩しいな…。
私は咄嗟に作った笑顔のままお茶子ちゃんの手を取り握手をした。