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「じゃあ、しようか、私の個性のお話」
「私の個性は、一つだけ、お願いを叶えることの出来る魔法みたいなもの。願えばすぐに叶う訳ではなくて、努力が必要なんだけどね。」
魔法というより、呪みたいだけどね。
「お願いをすると、それを叶えることの出来る体になるんだ。」
個性も変わるから、人生において一度きりの大博打だけどね。
「私は、個性を誰かの為じゃなく、私の為に、荼毘くんの願いを叶えることに使いたい」
だから、
「荼毘くんの願い、私に叶えさせてよ」
私の人生を、貴方に賭けさせてほしいんだ。
これは、お礼という皮を被らせているだけの、自己満足で、自分勝手な行動。
でも、無個性のような状態で連合にいるだなんて、＝死、みたいなものだし、どうせ死ぬなら荼毘くんの為に死にたい。
これは紛れもない本心だ。
「願い、ねェ」
使い捨ての駒にしてくれていいんだよ、荼毘くん。
私は全ての行動に人の為というバカみたいな言い訳を並べ立てるしかない、そうしないと、心の奥にしまい込んだ欲の蓋が壊れてしまうから。
貴方のために生きて、貴方のために法を犯して、貴方のために死ぬ自分でありたい。
だから、荼毘くん。お願い。
「じゃあ」
「うん」
「俺以外に殺されんじゃねェ」
「え」
「てめェのせいでこっちは散々迷惑してんだ、迷惑料はてめェの命。
今後俺以外に殺されることは許さねェし、てめェはまだ使えるから殺すのは今じゃねェ。その個性でせいぜい俺の役に立て」
「てめェがもう役に立たねェと思ったら、俺がお前を殺してやるよ。俺は優しいからな、最期はてめェの大好きな蒼い炎に包まれたまま逝かせてやる」
これは夢でしょうか神様。
「それは、さ、叶うの、荼毘くんの願いじゃなくて、私の願いじゃない…？」
「それでいいの？というかもう取り消せないよ？？良い？？」
こんなご褒美、もったいない、生きててよかった…。
「てめェに叶えられる願いは無いっつたろうが」
「そうでした…」
荼毘くんの為に生きることは許された。じゃあどうしたらその願いが叶うのか、私はまだ考えなくてはならない。
どうなれば私は荼毘くんの役に立てる？私が何を持っていると荼毘くんが得をするんだろう。
願いを叶えるためにはビジョンが大切だ。どういう私になって、どうしたいのか。
ぽたり。何かがこぼれた。
「え」
パッと下を見ると、赤い、血。
･
･
＿＿
作者、思考が暗くて明るい話書くの向いてない事忘れてた
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
