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何が何だか分からないが、明日になれば分かると言っていた荼毘くんの言葉を信じて、翌日。
今日になったら何がわかるんだと思いつつも1人悶々と考えることに飽きて珈琲を入れる。
いつもならテレビをつけていたが、ここにはそんなものはなかった。
仕事がないというだけであまりにも暇すぎる。ゲームをやる為にはテレビ買わないとな……。
思い立ったが吉日と化粧をして、
「え、何だこれ荼毘くんの忘れ物？」
小さめの紙袋に何か入っているようで、ガサリと開く。
綺麗にラッピングされた包み紙には、for you.と書かれたステッカーが貼られている。
私が開けても良いのだろうか、と一瞬手を止めたところで思い出した。
もし、荼毘くんの用事がこれだったのなら、私に渡したいものがあったのか。
昨日ではだめだったものってなんだろう。気になる。
暇だからゲームをやろう、テレビを買おうなんて思考はどこへやら。私の興味は荼毘くんが置いていったであろう紙袋の中身にのみ注がれた。
リビングへ戻り、改めて袋の中身を取り出す。
これが爆弾だとしても私に悔いはあまりないけれどどうか爆発しませんように。
ふざけた思考も程ほどに、包装紙につけられたテープをはがすと今度は小さな箱が姿を現す。
厳重すぎるだろ。
箱を開けた私は思わず息をのんだ。
ネックレスの先についた小さな雫型のガラスドームの中で、小さな蒼い炎が揺れていたから。
どういう原理なのかはわからないが、この炎は見間違えようがなく、荼毘くんのものだった。
「綺麗…」
これ、肌身離さず持っていよう。
絶対離さないように、なくさないように、壊れないように、何よりも大切に。
荼毘くんはどうしてこれを私にくれたんだろう。お礼を言わなくちゃいけない。炎、綺麗だな…。
纏まらない思考の中で、弔くんなら分かるかもとスマホを出してようやく気付いた。
「今日、私の誕生日…」
もう何年も、どうでもよくなっていた、それどころか、呪いの日だと思っていた、誕生日。
知ってたんだ。
私は知らなかったな、大好きな
益々彼に会いたいと、手がかりを得るべく弔くんに電話をかけた。
これが間違いだった。
「おいA。今日付き合え暇だろ、ヴァイオやるぞ」
「え」
「黒霧連れてこい」「はい」
「えっ？」
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
