9__誓い�� ページ9
轟くんは脚の力が抜けて倒れそうになった私をそっと支えてくれた。
「俺は今日非番だ。調査に行ける。」
『………私も行くよ。』
轟くんの言葉を聞いて私も反射的にそう言った。
そうだ、
悩んでいる暇があるなら早く捕まえなければ。
「お前体調大丈夫か？今日はここで寝ている方がいいんじゃねぇか？」
『大丈夫！ただの睡眠…ガスなんか吸ったっけ？』
考えてみれば昨日ガスは吸っていない。
吸っていたら同窓会にいた皆も倒れているはず。
「A、昨日倒れる前最後に口にしたものは？」
『…………オレンジジュース』
「それ飲んでたのお前だけか？」
勝己にそう言われて私は昨夜の様子をよく思い返し、それから大きく頷いた。
「…それかもしれねぇ。気体のガスは液体に溶かすことが可能だろう。昨日の店、調べに行くぞ。」
あれが毒だったのか…？
もう何が何だか分からない。
けど、動かなきゃ何も始まらない。
「かっちゃん…………！！！」
「…………デク」
玄関のドアが開く音と同時に聞き覚えのある声が響いた。
それはデクくんだと直ぐに分かった。
「いつもより返信が遅いからまさかと思って来たんだけど……はッ……。」
私の太ももを見てさっきの勝己同様真っ青になるデクくん。
勝己、デクくんには話していたんだ。
「デク、昨日の店教えろ。オレンジジュースが疑わしい。」
「……………分かった、行こう。」
私達は急いで支度をして轟くんの家を出た。
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
