45__始まりの場所�� ページ45
ヴィランの煙が勢いを増す。
苦しい。
力が入らない。
意識がどんどん遠くなっていく……………
薄い意識の中、爆豪くんは私を抱えながら爆風で煙をどかしてくれていた。
でも狭い教室では空気がこもって、
私達はこれ以上もちそうになかった。
爆豪くん、ありが……
その時、
煙がピタりと止まって空気が一気に晴れた。
意識が朦朧とする中顔を上げると、
勝己が爆破させたことのあるドアの前に
相澤先生と13号先生が立っていた。
ヴィランの個性を抹消してブラックホールで吸い込んでくれたみたいだった。
「遅せぇよ、先生……………」
そう言うと爆豪くんは飛び出し、
爆風でヴィランを廊下の窓の外に追いやり、
空に向かって思いっきり爆破した。
私のヒーロー。
視界が揺らぐ中、
どんな相手にも勝ってしまう彼の姿に魅了された。
そのまま私は静かに意識が薄れて行って…
「……おいっ……A…！おいっ！！目ェ覚ましてくれよ！！なァ………？！！！」
爆豪………く……ん？
…なん……泣……て……る…の？
私…死ぬ…の…か…………な
あれから……どうなっ…たのだ…ろう
『ばく…………ご…………………く…………』
「……！取り返したんだ！飲んでくれ！お願いだっ」
全身に力が入らなくて何も出来ない。
本当に死ぬらしい。
ありがとう、勝…………………………
そのまま私の目の前の気色は遠くなっていった。
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
