44__始まりの場所�� ページ44
懐かしい景色だった。
爆豪くんが先生に話をしたところ、私達を中に入れてくれる事になった。
私はどこに連れていかれるのか分からなかったがとりあえず爆豪くんの背中を追う事にした。
「懐かしいな。」
《1-A》
そこにはあの大きすぎるドアがあった。
教室を開けると誰もいなくて、黒板には
「ヒーロー基礎学、グラウンドβ」と書かれていた。
教室に置かれた荷物は自分達の物ではないけど
そこは間違いなく私達の教室だった。
『私の席、ここだっけ。』
かつての席に腰掛けると懐かしい記憶が蘇ってきた。
「俺はクソデクの前だったよな。」
とにかく懐かしかった。
落ち着くこの教室が。
『爆豪くん、気分だいぶ良くなってきた。ありがと。』
そう言うと爆豪くんは少し悲しそうに微笑んだ。
「「最後の晩餐かい？」」
突然声が聞こえて窓に目をやると、
昨日の男が立っていた。
いつの間に侵入したの？！
「テメェ、やっとツラ見せたな。」
「「言ったじゃん、会いに来るって〜」」
「記憶を返せ。その気がねェんなら本気で殺んぞ。」
「「返さないし、言ったよねぇ？」」
「「最期を見届けるって」」
そう言うと男は変な煙を出し始めた。
…何これ？
爆豪くんは咄嗟に私の口を手で塞ぐと、男から距離をとった。
「「三回吸うとどうなるか教えてあげるよ」」
「「記憶喪失になるんだよ」」
記憶喪失…………？
最期ってそういう事か。
今までの私は、
死んでしまうんだ。
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
