34__《4月10日》私�� ページ34
「…………………Aちゃん？」
『ん？』
暫く沈黙が続いた。
そう言えばそもそもなんであのヴィランを追っているんだっけ？
ヒーローだからヴィランを捕まえるのは当たり前だし、
私はあのヴィランに襲われてから頭痛が起きたりするようにはなったけど、
私は焦凍が好きだし、焦凍は私が好きなわけで、
幸せなんだからこれでいいのではないか…？
「見て、雄英だよ。懐かしいね」
そんな事を考えていたらデクくんに声をかけられて顔を上げると、雄英高校の目の前に立っていた。
「Aちゃん、僕の名前呼んで？」
『…デクくん？』
「雄英に入学した時、僕のことを�爛妊��瓩辰童討嵜佑楼貎佑世韻世辰燭鵑澄�」
優しい口調で記憶を思い返すように話すデクくん。
「でもそれは蔑称で、その後麗日さんが意味を変えてくれて、今の僕がある。」
「ねぇAちゃん、最初から僕のことを�爛妊��瓩辰童討鵑任い燭里話�だっけ？」
何でそんな事を聞くのかよく分からなかったが、
私はとりあえず質問に答えた。
『………焦凍？』
「轟くんは今僕のことをなんて呼んでいる？」
『�猯价��瓩澄帖帖帖帖帖�』
「今僕のことを�爛妊��瓩辰童討屬里蓮⇔鐺�さんとAちゃんと………」
『……………かつ……き…？』
かつき？
私は爆豪くんの事を名前で呼んだ事があっただろうか？
私が男の人を名前で呼ぶのは焦凍だけのはず
なのに
無いはずなのに
�狆仝吻瓩辰童斥佞�
違和感なく身体に馴染んでいる。
うぅ、頭痛い…
頭の中をかき乱されたみたい。
ヴィランに襲われてから何が本当の自分か分からない。
「なんでAちゃんは、」
「僕のことを�爛妊��瓩辰童討屬痢�」
デクくんのその言葉が耳を通り抜けて、
頭の中のモヤが一気に晴れた。
『……勝己が呼んでいたから。』
「よかったぁ！」
ヒーロー デクは笑顔で私を救けてくれた。
だけど自分でも分かる。
例えるなら、
今は汚い空気の中に綺麗な空気の塊を大砲のようにドカンと打ったようなもので、
時間が経てばまた汚されてしまう。
『また救けられちゃったなぁ』
「「救けられてないよ」」
「Aちゃん！下がって！！！」
あぁ、まただ
あのヴィランだ
35__デクとかっちゃん→←33__《4月10日》爆豪勝己��
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
