19__無常�� ページ19
それから無事に仕事を終えて帰宅した。
私は、朝食は勝己に任せきりだから夕飯を用意して待っている事にした。
……辛いものにしようかな。
何となくそんな風に思って、
今夜は麻婆豆腐にする事にした。
ーーーーー
「ただいま…いい匂いすんな。」
『おかえり！ちょうどご飯出来たよ。』
「そうか。」
『お風呂にする？ご飯にする？それとも私…なんつって。』
………一回言ってみたかったんだよね。笑
「……ふッ…、誘ってんのかァ？お前って言いたいが今はメシだろうな。」
勝己は笑いながら答えると荷物を置いて上着を脱いだ。
可愛い笑顔。
私はなるべく勝己を自分の頭に刻み込んで忘れないように心がけた。
それから勝己は手を洗うと食卓についたので、
私もいつも通り勝己の正面に腰をかけた。
「美味い。お前辛くねェんか？」
『私のはちょっとマシにしてある。』
「一口食わせろ。」
そう言って勝己は私のお皿から一口食べると「甘っ」とか言い出した。
どう考えても甘くはない。笑
「今日、あのヴィランを追ってた。」
私がお茶を注いでいると勝己は突然口を開いた。
『何か手がかりはあった…？』
「大した成果はねぇが、大体雄英付近によく現れる事が分かった。」
『雄英……？生徒が危ないんじゃ…。』
「ああ。だが不幸中の幸い、狙われているのはプロヒーローだけだ。どちらかと言うと先生が危ねぇ。」
「それに大勢に個性を使うのにもエネルギーがいるらしい。生徒が狙われる確率は０では無いが高くはないだろう。」
そう言うと勝己は最後の一口をすくって口に運んだ。
『そっか…そう言えば相澤先生の個性で私にかかった個性も消えるのかね？』
「…その発想は無かった。分かんねぇが、俺達が一生世話になる訳にはいかねェだろ。」
そう言われると納得してしまい、
私はそのまま黙々とご飯を食べた。
ーーーーー
《4月1日》
気がついたら4月になっていた。
思ったていたよりまだ自分の記憶は正しい。
時々轟くんの事が頭に浮かんでしまう事もあるけど、それは自分で制御出来る程度のものだった。
「待たせたな、わりぃ。」
今日はそんな轟くんと見回りの仕事だった。
『大丈夫！私も今来たところ。』
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
