17__ココア�� ページ17
「「どう？俺が付けてあげたピンクのアザは？？綺麗でしょ？」」
あのヴィランだ。
不敵な笑みを浮かべながら私達を見ている。
「てめェ……俺の女の記憶、返せよ。」
「「え？嫌だよ〜やっと二度目のガスを吸わせられたのに〜〜〜」」
『……何が目的なの？なんで…私なの？』
「「ヒーローの信用を落とす為だよ」」
「「今のヒーロー界の中心とも言える君達がヴィランに襲われたともなれば、社会は混乱に落ちいるだろう？まぁ、別にその女じゃなくてもヒーローなら誰でもいいんだけどねぇ〜〜〜〜」」
最悪だ。
私は何をやっているんだろう。
「「あとは君達が幸せそうだったからさ、それを破壊したかっただけ。」」
「っふざけやがって！ブっ殺す！！」
「「やれるもんならどうぞ〜今日デクに追いかけ回されてちょっと危なかったんだけど、無事逃げ切れたしなぁ〜」」
「「No.1ヒーローと謳われる一人のデクでも捕まえられなかったがお前は出来るかな？なぁ爆心地？？」」
「俺はデクに負けねぇよ、お前にもな。」
「「そうか、じゃあまた会える日を楽しみにしてるネ。時々そのお前の可愛い彼女の様子も見たいし。」」
そう言うとヴィランはあのガスを出し始めた。
「……まずい。車に逃げろ、息はするな！！」
私達は急いで車に乗ってその場から離れた。
念の為、その後窓を開けて換気した。
『……ぷはっ、かつ…き……大丈、夫？』
「…あぁ、俺は大丈夫みてぇだ……。」
『よかった…。』
ヒーローなら本当は逃げたりしては行けないのに。
それから道を走り続け、
何事も無く家に着き車を停めた。
外の空気が冷たい。
「あいつのガスを三回吸った時どうなるかは分からねぇ…思うように近付けねぇな。クソッ、せっかく捕まえられそうだったのに！」
悔しいけど
『勝己、かっこよかったよ。守ってくれて。』
『ヒーローだった、ありがとう。』
私は純粋に嬉しかった。
そう言うと勝己は悲しそうな顔をして私を抱きしめた。
「……何処にも行かないでくれ。」
外の空気は冷たいのに、
腕の中は温かい。
気がついたらコンビニを出た時から
ずっとココアを握りしめていた。
今にも泣きそうな私達に満開の桜が陰を落とす。
『勝己……。ココア、温くなっちゃったよ。』
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華(プロフ) - 緑風さん» ありがとうございます！また新しい作品が書けたら書きたいので是非よろしくお願いします...！ (2019年9月30日 11時) (
レス) id: 829e9099e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑風 - もっと早くこんな作品に出会いたかった！主人公の記憶が塗り替えられていく過程がすごく印象的でした。感動しました。このままどんどん続編読んでいきますね！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: b476641bcb (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ＊あまふく＊さん» ありがとうございます！あああ続編まで本当に嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 20時) (レス) id: 3752a9b114 (このIDを非表示/違反報告)
＊あまふく＊(プロフ) - かっちゃん推しなんで嬉しいです！記憶が反対になってしまうなんてなんて切ない...！！泣きました。続編なども見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: cfae17b029 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ミライさん» そのお言葉が大変嬉しいです(T_T)(T_T)こちらこそ本当にありがとうございます！！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: bddee0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年1月2日 0時
