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カタカタ、と風の音で窓が揺れた。
深夜2時。
変な時間に目が覚めた。
少し露出多めの服でそのまま寝てしまっていた。
帰ってきたのはみんなが寝静まっている0時を回っていたのだろう。
知らない男の家に今のいままでいたという事実。それを思い出し、小さなため息が出た。
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両親は私が小学生の時に離婚した。
祖母にお世話になりながら、やっとの思いで雄英高校に入学した。
そんな祖母が今年秋、他界した。
探した中で一番時給が高いバイトを始めたが、生活が持たない。
そのため悔しいことに、こんなことをしないといけない。
痛くて、汚くて、苦しい…
こんな生活ほんとはやめてしまいたい。
いっそ高校なんて辞めたほうが身のためなのだろうか、何度入学してから考えたか。
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高校に楽しみができるまでは。
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作者名：桜ドロップ | 作成日時：2023年1月20日 21時
