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さっき掴まれた手がそのまま で 、腕を引かれながら 轟くん の 後を追うようにしていた 。
ちょっと冷たい 、その手のひら
『 あの 、轟くん 手 … 』
「 あ 悪い 」
『 大丈夫！付いて来てくれてありがとう 』
「 溶かせないだろ 、氷 」
『 あ 、たしかに … 』
ぽろっと 出た本音 、
足で止血してくれていた氷のことだろう 。
なるほど 、だからついてきてくれたのか
「 それに … あまり 自分の個性で
人に傷をつけたくない。」
『 ！ …それは 大丈夫だよ 、轟くんのせいじゃない ！氷の上を 走り回る選択肢 したのは 私だし！言っちゃえば未熟だったからでっ 』
何故かあまりにも 切なそうに そう言う轟くんに びっくりして 、慌てて 身振り手振りで 否定する 。すると 、その言葉に 足を止めた 轟くんが こちらを振り返った 。
「 もう少し自信もっていいんじゃないのか 」
『 えっ 』
「 日向は 明らかに 周りと比較しても 強い個性を持っているし 、戦闘のセンスもある 。
…… まあ 次は必ず越して見せるけどな 、」
『 轟くん … うん 、
でも まだまだ足りない 今の力じゃ … 』
ヒーロー科 の 一年生 としては 通用しても 、
街に出た時 いざ敵に 出くわした時 通用しなければ意味がない 。
大切な人を守れるだけの力でないと意味がない 。
もう 、… 目の前で 自分のせいで 、
なんて 絶対嫌だ 。
「 日向… ？ 」
『 あっ ごめん ！ もちろんだよ！
私だって 轟くんに 負けないかんね ！ 』
慌てて そう笑う 。
いかんいかん 、轟くんの前で こんな 悲観モード 見せてしまった 。でも 何でかな 、すごい安心できる 。だからついつい 物思いにふけたんだ。
すると 、轟くんは ジッと見つめるや否や 前へと向き直った 。
「 悪かった 、そんな顔 しなくていい 。
… 別に 見てない 」
そう言って 、さっきのように また足を進めた轟くん 。それに なんでか 涙が出そうになる 。なんでそんなにわかってくれるのか 、 その ドンピシャな優しさが 心に染み渡る 。
… あぁ 、わかった
きっと 轟くんの 目が お父さんに似てるんだ 。
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ちこ(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントと反応可愛すぎて嬉しいです^_^ありがとうございます！ (2023年4月26日 23時) (
レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - ふぁああああ､､､さいっこうです､､､神です！神ですよね？神です！大事なことなので2回言いました！ (2023年4月25日 21時) (レス) @page50 id: 2cf0465f68 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - おまめ大魔王さん» コメントすごく嬉しいです！ありがとうございます 〜〜 ！ 派閥と轟くんとは これからも積極的に絡んでいきマス！ (2018年10月7日 1時) (レス) id: 8d6aa9a1a2 (このIDを非表示/違反報告)
おまめ大魔王(プロフ) - ひゃあ！良すぎる！最高です！色んな人との絡みが胸キュンです！更新頑張って下さい！ (2018年10月6日 19時) (レス) id: 2b8addbfd2 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます！私も轟君推しですが、まだ落ちを作るかも決めていないので、楽しみに待っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: 8d6aa9a1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しお x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2018年9月30日 22時
