轟くん、その７５ ページ36
『で、繋いだのね？』
「うっ……そ、そうです……」
『にひひ、んふふ、へぇえ〜』
響香ちゃんになんて言わなきゃよかった。
変な笑い方するし、何かを察した感じになってるし。
何だよどうせならもうハッキリ言ってくれよ！
そんな思いが通じたのか、響香ちゃんは含み笑いの後、『あーそっかぁー……』なんて自分で納得してからズバッとこう言った。
『それはさ、轟がアンタと手を繋ぎたいって思ったからじゃない？』
「えっ？」
危うく携帯を落とすとこだった。
危ない危ない。……じゃなくて。
「ええと？それは……」
『だーかーらー、気になってんじゃない？Aのこと』
「えぇ！？いや、ないない」
電話の向こうの響香ちゃんに向かってブンブンと頭を横に振る私。
端から見れば「何してんだコイツ」だけど、それはひとまずどうでもいい。
『え？なんで？』
「だってきょ、響香ちゃん、轟くんと言えばさ、クラスのトップだよ！？そんな轟くんに似合うのは私みたいなやつじゃなくて百ちゃんみたいな可愛くて綺麗な人だって！もし本当にこんな平凡なやつに興味持ったんだったらそれは響香ちゃん、轟くんがどうかしてるだけだって。そうだきっと熱があったんだよだから手繋いできたんだよ！」
『うん、分かったから落ち着け。どうどう』
「はっ……！？私は何を……！」
ハッと我に返った。
一息でペラペラと話すなんて、きっと誰かが乗り移ったんだな、そうだそうに違いない。
『まあ多分Aさ、今現実逃避してるところだと思うけどさ』
バレてた。
『今はとりあえずこのまま様子見といていいんじゃない？』
「そっか……そうだよね響香ちゃん、ごめん私何か変だったね」
少し冷静になってさっきの私の言動を思い出していると、少し顔に熱が集まってきた。
今すぐ転がりながら叫びたい衝動をぐっと抑えていると、響香ちゃんがボソッと何か言った。
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長月始(プロフ) - わかりました (2017年9月2日 15時) (
レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» それでも出来ないようなら、お手数ですが、一番下の作者名のところから入ってください。すみません。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» 時間を置いてからじゃないとダメみたいですね…。ぜひ時間を置いてから、3もよろしくお願いします！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - この小説の続きを見るを押したんですけど、続きにいかずに2に戻ってしまいました。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 詢麻さん» ぎゃああああホントですかありがとうございますうううう禿げて倒れます(?)ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱしゃん | 作成日時：2017年8月11日 11時
