轟くん、その５１ ページ12
それから、あっという間に二週間は過ぎていった。
もちろん体育祭に近付くにつれて話題も体育祭だらけになっていくわけだけど、私の個性での戦い方はまだ決まらない。
そんな感じで二週間を過ごし、体育祭はいよいよ明日に迫ったというその日の夜。
いつも通り学校から帰り、明日の準備をしていた。
楽しみと緊張で身体が火照ってきていたのか、外へ出たくなってきた。
上着を羽織って外を散歩していると、路地裏でチンピラ敵が集まっていたのを見かけた。
関わらないでおこう。
そう思ったのに、見ていたのがバレたのか、チンピラの一人が立ち上がって私の方へ近付いてきた。
……逃げなきゃ。
ごめんなさい誰にも言いませんからすみません許してくださいなんて考えながら踵を返して早足で家に帰ろうとしたとき。
ガッと首根っこを掴まれ、路地裏に引きずられていった。
壁にガンッと投げつけられて、肺の空気が口から漏れる。
私を投げたチンピラは、体型や格好からして親分っぽい人だった。
私の前にしゃがむと、低いしゃがれた声で言った。
「ねーちゃん、何を見た？」
チラ、とその人の足元を見ると、どうやら法に触れるような薬みたいなのがいくつも散らばっていた。
それと、タバコの吸殻。
なぜこんなところでそれをしているのかは分からないけど、多分夜だし暗いから路地裏でも大丈夫だと思ったんだろう。
「ッな、何も、みてな……」
ビビりながら、逃げるために無罪を示そうとしたけど、ふとある思いが募った。
何を言おうとした、私。私は雄英のヒーロー科だろ？あの雄英の。ヒーロー志望がそんなこと言って逃げていいのか？
天使なのか悪魔なのか分からないけど、頭の中でそう囁かれた。
そうだ、私はヒーロー科だ。
ここで逃げちゃダメだ。
「……み、見てないですよ？何も。あなた達が薬っぽいのを扱っていたところなんて何も」
声、震えていないだろうか。
そう考えながら喋った。
すると、強烈な腹パンが襲ってきた。
意識がぶっ飛ぶところだった。
どうしよう。
…………かなり、やばいかもしれない。
．．．．
いきなりなんじゃいこの展開。
大丈夫です、構成がぐだぐだなのはいつも通りです()
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長月始(プロフ) - わかりました (2017年9月2日 15時) (
レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» それでも出来ないようなら、お手数ですが、一番下の作者名のところから入ってください。すみません。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» 時間を置いてからじゃないとダメみたいですね…。ぜひ時間を置いてから、3もよろしくお願いします！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - この小説の続きを見るを押したんですけど、続きにいかずに2に戻ってしまいました。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 詢麻さん» ぎゃああああホントですかありがとうございますうううう禿げて倒れます(?)ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱしゃん | 作成日時：2017年8月11日 11時
