轟くん、その４２ ページ2
危機察知能力が欲しい。
私は欲張りだから神様も与えてくれないかもしれないけど、切実にそう思う。
登校して、やいのやいのと女子が集まり、轟くんに助けを求めるもスルーされ。
あんまりじゃないか。
「ちょ、落ち着こうみんな！騒いでも何もでてこない！」
爆豪くんがそのいい例。今日も変わらず楽しそうだ。
「デクぁああああ！！」
「かっちゃんごめんかっちゃんうわあああああ！！！」
「緑谷、お前のことは忘れねえぜ……！」
「いや助けてやれよ切島」
……楽しそうだ。
「で？どうしたって？」
「粘着質な子だったってさ」
「結果は？」
「……分かんない」
やめてそんなに期待に満ちた目で私を見ないで！
「……はぁ〜〜〜〜…………」
「長い溜め息だね、幸せ逃げたよ響香ちゃん」
「進展無しか……」
「進展もなにも、私なにもしてないし」
そう答えると、みんな一斉に何かを悟ったような顔をした。
えええええ何それ、何その顔。
「いいんだよ、Aちゃんはそのままで……」
「でも何かあったら教えてね……」
「それも多分だいぶ先だろうけど……」
「おいおいどうしたみんな」
やらかしてないのにやらかした感MAXだ。
何これ。
私が理解しないうちに、みんなグッと親指を立ててそれぞれの席に戻っていった。
……何なの、ほんと。
私も自分の席に戻ると、轟くんが頭を撫でてきた。
「それ落ち着く」
「そりゃよかった」
あえて何もいわないところ、やはりイケメンか。
パシャ、と轟くんを撮ると、轟くんは驚いた顔をした。
「急だな」
「記念」
何だそれと微笑む轟くん。
なんの気なしに撮っただけなんだけど、結構いい感じに撮れた。
驚いている顔もイケメンとか、なんか腹が立つ。
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長月始(プロフ) - わかりました (2017年9月2日 15時) (
レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» それでも出来ないようなら、お手数ですが、一番下の作者名のところから入ってください。すみません。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» 時間を置いてからじゃないとダメみたいですね…。ぜひ時間を置いてから、3もよろしくお願いします！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - この小説の続きを見るを押したんですけど、続きにいかずに2に戻ってしまいました。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 詢麻さん» ぎゃああああホントですかありがとうございますうううう禿げて倒れます(?)ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱしゃん | 作成日時：2017年8月11日 11時
