相澤妹、爆豪を食べたい。 (ページ5)

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食べたい３ページ5

「個性を消せる素敵な個性だけどなんてことはないね圧倒的な力、の前ではつまりただの〝無個性″だもの。」

『それ、私にも言ってる？』

「Aは別だ。」

『あららら』

おちゃらけたつもりで言ったんだけどなぁ。そんなマジに言われると照れちゃうじゃん。

その時スッっと兄が動こうとした。

「ぐぁ…！！」

『動かない方がイイよ。こいつ、これが素の力だから。痛い？』

「A…お前なんでっ、ヴィラン側に…。」

なーに言ってんだ。お前がそうさせたくせに。

過去を一瞬思い出してしまいむしゃくしゃして唇を噛む。うっすら血の味。美味しい。

脳無に頭を叩きつけられた兄はピクリとも動かず、不味そうな血のにおいがした。

そしてすぐにズズズっと黒霧が現れた。

「死柄木、相澤A」

「黒霧、１３号はやったのか」

「行動不能にはできたものの散らし損ねた生徒がおりまして…。一名逃げられました」

ほら、ビンゴ。やるじゃんオコチャマ達。

「は？はー…はぁーーー。」

『弔、いじらないの。』

ガリガリと首をかきむしる弔の頭を低身長ながら頑張って背伸びをし、撫でて落ち付かせる。

「黒霧お前…お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ…」

『こら、そんなこと言わないの。さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わないよ。チートじゃあるまいし。』

「…ッチ。ゲームオーバーだ。あーあ…今回はゲームオーバーだ」

あーあ。弔、イライラしてるなぁ慰め役私なんだから全くもう。

「帰ろっか」

『うん。カーエル。』

私も弔も、わかってるもんね。

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爆豪さんが出てこない……大丈夫ですもうすぐ出てくるはずです彼は(((