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切島side
昨日の夜、用があって爆豪の部屋に行ったが
なぜかあいつは部屋の中にいなかった。
切「 なんだよ、いつもは誰よりも早く床に就いてんのに 」
まだ広間にいんのかと思って下の階に降りた時、
女子寮の方にAと爆豪が一緒に歩いていくの見た。
声を掛けようか迷ったが、
そういう雰囲気じゃねぇってなんとなく察してやめた。
今朝、思い切って爆豪に聞いたが
知らねぇの一点張りでなにも教えてくれなかった。
むしゃくしゃした気持ちをどうにかしたくて
ただひたすら学校の周りを走っていた。
案の定、Aはどこか上の空で、目も腫れていた。
放っておけるわけもなく散歩なんて口実をつくった。
『 うん！あ、聞いてる聞いてる！ 』
また無理して笑ってる。
俺が踏み込んでいい話じゃないとしても
Aが辛そうにしているのは見てられなかった。
切「 爆豪と、、なんかあったのか？昨日たまたま見っちまってよ！２人でいるとこ 」
切「 爆豪に聞いてもなんも教えてくれねぇし、Aもやっぱ元気ないから心配で、、、 」
俺の言葉になんも反応しないA。
なんか問い詰めたみたいになって申し訳ねぇな、、、
切「 わりぃ！言いたくねぇならいいんだ！ごめんな！ 」
『 ううん、違くて 』
制服のスカートをぎゅっと掴み下唇を噛んで、
必死で我慢しているように見えた。
『 昨日ここで泣いてたら爆豪くんが見つけてくれて、そのまま部屋まで送ってくれたんだ 』
「 失恋して泣くなんて恥ずかし〜 」と続け
まだ腫れが残っていた瞼に手を当てていた。
切「 そんなこと、、あったんだな 」
そりゃ爆豪も口割らねぇはずだぜ。
聞いたのは俺なのに事実を知った今、
そこから何も言えなくなってしまった。
『 だから、爆豪くんと何かあったわけじゃないんだ！心配かけてごめんね、ありがと鋭児郎くん！ 』
辛かっただろうな。
こんなふうに泣かせた相手を憎いと思う反面、
羨ましいと思う俺はどうかしてる。
心のどこかでAのことが好きだと自覚していた。
戦闘も圧倒的に実力があって強いのに、
どこか危なっかしくて放っておけないような存在だった。
上鳴や瀬呂とくだらないことで笑っているAを見ると
俺だけの前で笑ってほしいなんて
くだらねぇ感情が沸々と湧き上がっていた。
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pi(プロフ) - あかりさん» あかりさんコメントありがとうございます！更新楽しみにしていただけてるなんて嬉しすぎます（ ; ; ）変わらず楽しんでいただけるように頑張ります！ (2023年2月14日 20時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 可愛くて更新ずっと待ってしまいます！！次の更新も楽しみにしてます！ (2023年2月14日 16時) (レス) @page19 id: 54862b6f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月27日 0時
