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遅れを取った分を取り戻すように、
先頭集団まで追いついて無我夢中で走っていた。
『 はぁ、、もう半分くらいきたかな 』
後ろはもうほぼついてきていなくて
前にあと３人くらい男の子の姿が見えた。
頭に血が周っていないのか、
視界がぼんやりする。
その度頬をつねって意識を保っていた。
『 っなんだろう、人集りできてる 』
道路横で事故があったのだろう。
何人か集まっていて、
その真ん中で女の人が泣き叫んでいた。
「 助けてください！息子が、、息子が、、」
道路で横たわる小さな男の子は
頭から血を流して意識を失っていた。
『 お母さん！救急車は呼ばれましたか？ 』
「 っ呼びました！でも意識がなくて、、、 」
見たところ出血がひどい。
救急車が着くまでに何分かかるだろう。
居ても立っても居られなかった。
私の治癒で少しでも良くできれば、、、
「 ママ、、、？ 」
男の子の頭に手を乗せて治癒すれば
話せるまで意識が戻った。
きっと少し時間が経てば傷口にも
もう少し治癒が効いてくるはず。
『 息子さん大丈夫ですよ！救急車がくるまで話しかけ続けてください！』
「 気づかなかったけど、雄英の子ね？っありがとう、命の恩人だわ、、、 」
さっきより呼吸がしずらくなって
ぐらっとふらつきそうになる。
「 ちょっと！あなた大丈夫！？背中真っ赤よ！！」
『 っ、、大丈夫です！それでは！」
ゴールまであと少し、
ここで諦めたら全部おわり。
もらったチャンスを無駄にしたくない。
その気持ちだけがただ私を走らせた。
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pi(プロフ) - ひなたさん» ひなたさんコメントありがとうございます（ ; ; ）キュンキュンしていただけて嬉しいです！続編も楽しんでいただけますように♡ (2023年1月27日 0時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最高です。キュンキュンしすぎて心臓が爆発するところでした。これからも頑張ってください‼︎続編お待ちしてます‼︎ (2023年1月25日 22時) (レス) @page50 id: 56b55d3630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月4日 5時
