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そして当日、
普通科のマラソン大会の日
『 うわ、緊張してきた〜 』
この結果次第でヒーロー科に編入できるなんて
プレッシャーに押し潰されそう。
トイレの鏡の前で顔を叩いて、
気合いを入れ直していた。
コースは練習してきた通りだし、
体力も今の状態だったら悪くないはず。
『 よし！頑張ろ！ 』
コースのスタートラインは
大勢の普通科の生徒で埋め尽くされていて、
立っているだけでもやっと。
いい場所からのスタートは叶わなそう。
『 始まる前に消太くんに会いたかったな 』
ヒーロー科は普通に授業中だし、
ゴールする頃に終わるくらいだろうなぁ。
だいたい説明してくれた時もあんなに呆れてたし、
見に来てくれないよね。
『 ちょ、押さないで、わっ 』
そんなことを考えていたら
後ろから思い切り押し倒されてガクンと膝をついた。
『 っ！痛ぁ〜走る前から心折れる、、っなにこれ 』
立ちあがろうとしたら
背中から激痛が走って動けなくなった。
『 なに、、、この痛み、、 』
嫌な予感がして背中を触ったら、
手についた赤い血にぎょっとした。
どこかにぶつけた？傷が開いたとか？
でも事故の時羽根の付け根は怪我してないし。
こんな刺すような痛み経験したことない。
「 それではコース通り学校に戻ってきてください！」
ぱん！という音と同時に
周りのみんながどんどん走り始める。
『 やば、っ走らなきゃ、、、 』
立ち上がった瞬間ふらつく足に力を入れて
流れに押されるように前に出た。
『 だいじょぶ、、やれる、、』
痛みはあるけど、傷はそんなに深くないはず
落ち着いて走らなきゃ。
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pi(プロフ) - ひなたさん» ひなたさんコメントありがとうございます（ ; ; ）キュンキュンしていただけて嬉しいです！続編も楽しんでいただけますように♡ (2023年1月27日 0時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最高です。キュンキュンしすぎて心臓が爆発するところでした。これからも頑張ってください‼︎続編お待ちしてます‼︎ (2023年1月25日 22時) (レス) @page50 id: 56b55d3630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月4日 5時
