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『 クリア、、、できた、、、 』
相「 ったく、羽根まみれだ 」
飛び跳ねて喜んでいたら
肩に乗った羽根を払いながら消太くんが歩いてきた。
『 ごめんなさい、これしか思いつかなくて 』
もっと違う策はなかったのかなんて言われるのかな。
そう思って下を向いてたら、
同じ目線で屈んだ消太くんが
手を伸ばして私の頭を優しく撫でた。
相「 よくやった 」
『 え、、消太くんが褒めた 』
相「 俺をなんだと思ってる 」
こんなふうに褒められたのいつぶりだろう。
素直に嬉しくてついにやけてしまう。
相「 この調子で頑張れ 」
すぐに離れて残念なんて思ってしまう私は
消太くんを先生と思えてないのかもしれない。
それでもずっと想いを伝えずにいるのは
この関係が壊れてしまうのが怖かったから。
きっとまだ「 初恋 」って肩書きが、
消えてないだけだって自分に言い聞かせてる。
相「 他の奴らの演習もしっかり見とけよ 」
そう言って目薬をしながら
ゲートを過ぎた彼の背中を見て胸が苦しくなった。
『 先生と生徒なんだから、勘違いしちゃだめ 』
頬を叩いて消太くんの背中を追いかけた。
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上鳴side
終わったばっかで疲れてんだからやめとけって
切島や瀬呂に言われたけど、
Aちゃんのとこまで1人で来っちまった。
上「 お！いたいた！お〜い！Aちゃ〜ん！ 」
俺の声は届かず、Aちゃんは下向いたままだった。
上「 なんだよ〜クリアしたのに浮かない顔してんなぁ 」
すぐに相澤先生がゲートから出てきて
Aちゃんの頭を撫でてなんか言ってるみてぇだった。
上「 相澤せんせーああいうことするタイプなのか 」
お疲れって言いにきただけだし、
それにもうすぐ俺も演習が始まる。
ここまできたのは、
演習前にAちゃんの頑張れが欲しかったから。
相澤先生の背中を見つめる顔は
切そうな苦しそうな、でも嬉しそうな顔だった。
瀬呂がAちゃんが好きだって
峰田に言われたあたりから
なんかザワザワして落ち着かなくて。
気づかねぇうちに膨らんでたんだ。
上「 好きなのかもな、俺 」
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pi(プロフ) - ひなたさん» ひなたさんコメントありがとうございます（ ; ; ）キュンキュンしていただけて嬉しいです！続編も楽しんでいただけますように♡ (2023年1月27日 0時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最高です。キュンキュンしすぎて心臓が爆発するところでした。これからも頑張ってください‼︎続編お待ちしてます‼︎ (2023年1月25日 22時) (レス) @page50 id: 56b55d3630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月4日 5時
