*28話* ページ28
夕暮れになる頃には任務があるらしく、3人は帰っていった。
1人になった寝室で、髪の毛を下ろし大の字になる。
前を向こうって思ったけど、なかなか難しい。
そもそも恋ってなんなんだろう。流行りの小説でも読んで勉強するべきかな…。
差し込む夕日が心地良くてまどろんでいると、外から大きな声が聞こえた。
「A!!」
久しぶりに聞くその声に、体はびくりと反応して…
起き上がると慌てて玄関へと向かう。
開けるとそこには
「杏寿郎…!」
思わず抱きついてしまう。あぁ、成長したなぁ。筋肉も前より結構ついたんじゃないかな…。
「A。君は何をしているんだ!?」
「…はっ。ご、ごめん。久しぶりに会えたのが嬉しくて…」
いけない。思わず胸筋に頬擦りしてしまった。
慌てて離れる。杏寿郎は微かに頬を赤く染めていた。
彼の心音が早いのを気にしないふりをし、とりあえず居間へと移動し、お茶の用意をする。
「私が柱引退してから、全然会ってなかったね」
「あぁ…忙しかったんだ」
「そう。でも、久しぶりに会えて嬉しいよ。今日はどうしたの?」
にっこり微笑むと、杏寿郎は持っていた湯呑みを置き、
「今日は君に会うために来た!」
真剣な眼差しでそう言われた。
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星 - 小説とても面白いです!私は炭治郎と善逸と猗窩座が好きです!更新頑張ってください! (2021年1月6日 17時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - とっても続き気になります!!更新頑張ってくださいー!応援してます! (2020年3月13日 1時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます! 更新ゆっくりかもしれませんが、頑張ります…! (2020年1月28日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続き気になる!更新頑張ってください! (2020年1月28日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ろーる??さん» 返信遅くなってすみません…。ありがとうございます!女の子2人、早く書くためにも頑張ります…! (2020年1月23日 15時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月1日 20時