*14話* ページ14
その日は寝かせてもらえなかった。結局天元も休んでないし。
しかし、天元は流石というか…朝になると元気に帰っていった。
私も体力はある方だが…夕方から翌朝まではさすがにキツかった。
体中が痛い。
ひと眠りしよう。
今日は誰が来るのだろうか。誰も来ないならいいな…。
はだけた服を正し、温もりが残る布団に入る。
そして、考え事をする間もなく泥のように眠ったのだった。
*
*
*
どれくらい寝ただろう。目を覚ますと、隣で無一郎が寝ていた。
「っ!?」
思わず声が出そうになる。でも、起こしたら悪いと思い口を塞ぐ。
静かに寝息を立てる無一郎は年相応に見える。
最年少で柱になった彼。幼少期の記憶がなく、何事にも無関心。
けれども、何故か私には懐いてくれている。
さて、今日は何を弾こうか。
無一郎が私のところに来るのは大抵ピアノを聞きたくなったからだ。
あ、そうだ。時期外れではあるけれど、鯉のぼりでも弾こうか。
「A…?」
「あ、無一郎。起きたんだね」
「うん。起こそうとしても起きないから隣で寝ちゃった」
ごめんね、と謝ると別にいいよと言ってくれた。
「それより僕、Aのピアノが聞きたい」
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星 - 小説とても面白いです!私は炭治郎と善逸と猗窩座が好きです!更新頑張ってください! (2021年1月6日 17時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - とっても続き気になります!!更新頑張ってくださいー!応援してます! (2020年3月13日 1時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます! 更新ゆっくりかもしれませんが、頑張ります…! (2020年1月28日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続き気になる!更新頑張ってください! (2020年1月28日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ろーる??さん» 返信遅くなってすみません…。ありがとうございます!女の子2人、早く書くためにも頑張ります…! (2020年1月23日 15時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月1日 20時