【刀剣乱舞】亀吉が美少女だったのですが

＊3話 どうして人間に？＊ ページ4

-浦島side-




「それで…どうして亀…いや、Aは人間の姿に…？」







気になっていたことを聞く。







「浦島ちゃんが話せる亀とかいないかなーって言ってたからね」







「人間にって…そう簡単になれるものなんだ？」







「ううん。乙姫様に頼んだんだよ、人間にしてほしいって」







「乙姫様…！？ じゃあ、Aは竜宮城への行き方が分かるの！？」








ずっと行ってみたかった竜宮城。乙姫様がいるらしい竜宮城。







ワクワクしてAに詰め寄り、その小さな手を掴んだ。







Aは穏やかな笑みを浮かべて







「竜宮城への行き方は分からないけど」








「え、えーっ！？ じゃあ、どうやって乙姫様の所に行ったのさ！？」







「勘というか、本能というか…生まれたときから竜宮城の場所は分からないけど、泳げば行けるんだよねぇ」







「俺は！？ 俺も行ってみたーい！」







「あはは。 見ての通り、私はこの大きさだし…背中に浦島ちゃんは乗せらんないよー。

だから、ごめんね？」








にへら、と笑ったA。 その顔に、まぁ乙姫様に会えなくても…竜宮に行けなくても、可愛いAがいるから良いかと思える。







「そっか…。残念だなぁ。

まぁ、とにかく改めて宜しく、A」

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