＊3話 誰かに頼みに行かないと＊ ページ4
政府からの書類はたんまりある。出陣の報告書に、遠征の報告書。演練の報告書もあれば、鍛刀と刀装の報告書もある。
ただ、手入れの報告書だけはなかった。
「今日の出陣と遠征、演練は夜に書くとして…鍛刀か…」
前の主が全刀剣を集めたらしく、鍛刀はしなくて良かった。
刀装は…
「…誰かに頼みに行かないとな…」
怖い。何をされるのか分からない。
そういった不安はあるが、刀装作りをしないと報告書に書けないもので。
みなが変わってしまってから部屋に引きこもってばかりいる私だけど、仕方なく誰かを捜しに行く。
本丸にはどんよりとした空気が流れている。
心做しか、空にも鉛色の雲が見える。
「Aっ、危ないッ」
「ひっ！？」
キラキラ煌めく白刃が目の前を通り過ぎ、本丸の壁にズドッと突き刺さる。
切れた前髪が一房、床に落ちた。
ダラダラと汗が噴き出す。あと1歩踏み込んでいたら、私の頭は…。
「悪いな、A。大丈夫だったかい？」
「つ、鶴丸っ…」
駆け寄ってきたのは、恐らく刀を飛ばしたであろう鶴丸。
真っ白だったというその容姿は、今では闇に堕ち…黒がかっている。
嫌に輝く金の目に、私は鶴丸はわざと刀を飛ばしたのではないかとさえ思ってしまう。
「なぁんて、わざとだ。どうだ？驚いたか？」
「…やっぱり…。こんな物騒な驚かし方、ないよ…」
目に涙が溜まる。 怖かったんだ、本当に…。
＊4話 条件がある＊→←＊2話 本当はそう思ってるんだろう？＊
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ami☆(プロフ) - 青藍さん» ありがとうございます…！ 更新頑張ります！！m(_ _)m (2016年9月8日 21時) (
レス) id: 1a2d93ed11 (このIDを非表示/違反報告)
青藍(プロフ) - ami☆さん» いえ、こちらこそ丁寧で素早い対応ありがとうございました。これからも作品の更新、頑張ってください！ (2016年9月8日 21時) (レス) id: dbe2c9f839 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 青藍さん» いえ、大丈夫です。御指摘していただけて幸せだと思います。本当にありがとうございます。 (2016年9月8日 21時) (レス) id: 1a2d93ed11 (このIDを非表示/違反報告)
青藍(プロフ) - これからはそういうルール等も意識して創作活動をしていただきたいです。上から目線に感じてしまったらすみません。 (2016年9月8日 21時) (レス) id: 52bcd4192d (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 青藍さん» 大丈夫です！ 御丁寧にありがとうございます。やはり、サイトで小説を書く以上、ルールは守らなければなりませんよね…。今一度規定を読んできます。本当にありがとうございます。 (2016年9月8日 21時) (レス) id: 1a2d93ed11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami☆
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ami22665020
作成日時：2016年3月17日 10時
