*19話* ページ20
物珍しそうに私の部屋を眺めるマレウス先輩に、頬が熱くなる。
お、男の人を部屋に入れるのなんて初めてだ…!
「ん?あれは…」
マレウス先輩が見つめている先を見る。どうやらドレッサーの上を見ているようだ。
ドレッサーの上には無造作に薬草を置いており、中央には釜がある。
そこでようやくずっと抱きついていたことに気付き、慌てて離れると共に、ドレッサーの前へと立った。
「こ、これは…私の趣味みたいなもので…」
「魔法薬を作るのが趣味なのか?」
「…はい。趣味で…唯一の特技です」
「あの惚れ薬も自分で作ったのか?」
「はい。1年かけて作ったんです」
そう、1年の努力の結晶…あぁ、思い出したら悲しくなってきた。
いかんいかん。ポジティブに考えよう。
惚れ薬をマレウス先輩にかけてしまったことで、前よりも仲良くなれたんだし。
「そんなことより…これから何しましょうか?この部屋に娯楽なんて…あ」
やっばい、リドルくん達に帰ってきたこと報告してない。
「ちょっと待っててくれませんか?帰ってきたこと報告してきます!」
棚にある本、好きに読んでいいので!
そう言って、慌てて玄関へと向かう。
ひぇー、なんでもう寮の中にいるんだってなるよねー。
あー、なんて言い訳しようぅ。
この時の私は、知らなかった。知りようがなかった。
「愛しい人の子よ…お前を誰にも渡さない」
マレウス先輩が釜を撫で、怪しく笑っていたことを。
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kouboukun(プロフ) - 反対者がいれば、捻り潰そう。これ見たとき思った事(おお〜強ぇぇぇぇぇ) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 愛さん» 丁寧に感想を書いてくださり、ありがとうございます…! めちゃくちゃ嬉しいです!実は結構不安で…こんな感じで良いのかな?と思うことも多いので、愛さんのコメントに勇気をもらいました…!読んでくださりありがとうございます、これからもよろしくお願いします! (2020年7月16日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
愛 - コメント長々すいませんでした!
このままじゃキュン死にしそうだったので!!
私、完結まで生きてられるかなぁ(笑)
本当、素敵な作品をありがとうです!
更新、楽しみにしています!
後、ami☆さんの他作品も読んでみますね! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - アズールのウブさや(笑)ジェイドの場面めっちゃ夢主とリンクしてめちゃめちゃトキメキました!
マレウスの連絡来てたの切なくるし、リドルの気持ちを出せれない所とか!?
ヤバイです!
もう、キュン死にです!!
(2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ami☆さ〜ん!!更新されるたびキュンキュン度がヤバくて心臓いくつあっても足りないです!!
夢主になりたい!(笑)
ami☆さんの小説はキャラがキャラらしいというか、キャラの心情などの描写がすごく上手で凄いです!引き込まれます! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年7月8日 16時