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屋上 ページ18

ずっと話していたらいつのまにか僕はあの時みたいに泣いていて、声は震えていた。


ぼろぼろと年甲斐もなく号泣する僕に、Aはおろおろとしながら僕の近くまで来た。


「自分勝手で、わがままだよ…君は…」



「ごめんね」



「突然現れて、一方的に話して、無理やり止めて、なのに自分のことがバレたら消えようとして…」



「…そうするのが、一番いいと思ったの」




「そうやって勝手に決めて!!!
僕の考えは!?」



「…ごめんね」




「なんで謝るの!?
怒ってよ!!罵れよ!!!
僕のこと、わがままだって、自己中だって、面倒だって!!!
…いっそ突き放してくれた方が、楽だからっ…」



なんとか声を絞り出して言ったけど、最後の方はもう声はカスカスだったし、涙声だったし君には聞こえていなかったんだろう。




「…それは嫌だ。
突き放さないよ。
突き放して何になるの。
私はなんのために君を助けたの?
後悔して欲しくないから、私と同じ道を歩んで欲しくなかったから」



「じゃあ殺してよ!!
今君と離れるくらいなら君に殺された方がマシだ!!」




冷静に話す君と、感情に任せて泣きながら怒鳴る僕。
もう僕には冷静に考えるなんて考えはなくて、ただただ思うままに君に感情をぶつけていた。
そんな僕に、君はふっと笑って僕の手を握った。





「まふくん、私のお願い、聞いてくれるかな」

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うー(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます…!!いやもうありがとうだけじゃ足りない… (2019年8月14日 12時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 涙が止まらなかったです!最高に面白かったです! (2019年8月14日 11時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - 桜さん» これ読んでくれたんですか…!!ありがとうございます! (2019年8月4日 12時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
- 涙が出てしまいました! (2019年8月4日 5時) (レス) id: 6f752fa416 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - おーさんさん» いやもう本当にありがたい…… (2019年7月31日 8時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うー | 作成日時:2019年5月6日 10時

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