冷血 ページ34
あ、そうだ。
あのこと聞いてみよう。
リリスのお姉さんならなんか知ってるかも。
う「…あ、聞きたいことあるんですけど」
メ「うん、なぁに？」
う「リリスのことなんですけど…なんで魔界一の冷血悪魔って呼ばれてるんですか…？」
俺がその言葉を口にすると、メイさんは明らかに顔を曇らせた。
メ「…冷血悪魔、かぁ…
冷血っていうか、言われたことをただやり遂げてるだけなのにね。
私も言われたな〜
…あ、私はサイコパスって言われたんだっけか。
ま、いいや。
んー、聞いてどう思うかは君次第だけどきく？」
え、そんななんか…壮絶な話なんすか…
…まぁ聞きたいから聞くけどさ。
う「聞きます」
メ「わかった。
あれはー…20…2年前だね」
う「22年前…？」
メ「あ、違う違う。
君の世界では2年前ってこと」
う「あ、なんだそういうことか」
メ「うん。
今からちょうど2年前…
リリスが上級に上がるための試験の日だったんだ。
その試験の内容がね…歴代で一番壮絶な内容だった」
何があったんだ2年前…いや正確には20年前…
メ「なんだと思う？」
う「え。
…魔術のテストとか…？」
メ「…コボルトの大量討伐」
えっ。
メ「当時の進級試験の監視官の先生がね…そういうの専門の先生でね。
その時試験に受けてた悪魔たちは全部で10人。
リリスもその1人。
リリスは最年少でその試験を受けたの。
まだ12歳、つまり普通ならまだ家庭教師をつけて勉強してる年齢で。
他の人たちはもちろんリリスのことをバカにして見下したよ。
でも試験が始まって、試験内容を言い渡された時リリスを除く全員は監視官に抗議した。
いくら俺たちでも無理だって。
そういうのはプロに任せるべきだってね。
でも監視官はそれを聞かずにさっさと試験を始めろって言ったの。
渋々始めたんだけど、結局コボルトが100体いる中で、あいつらはたった5体しか倒せなかった」
う「10人いて5体…⁉
え、なんでそれだけ…」
メ「ほとんどができなくて辞退。
でもリリスだけは違った。
抗議も何もせずに、周りの悪魔が辞退して行く中1人で残りの95体討伐した。
無表情で、まだ死にたくないって泣きながらすがるコボルトにも、「恨むならコボルトに生まれて来た自分を恨め」って言って討伐したんだ。
その一部始終を見てた他の悪魔たちはもちろん上級には上がれなくて、1人だけ上級になったリリスを妬んで影でリリスのことを冷血悪魔って呼び始めたの。
それが原因」
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うい(プロフ) - モモンノミさん» まじですか！？更新してきます！！モモンノミさんの安眠のために頑張ります！ (2020年4月20日 7時) (
レス) id: a9baf051d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモンノミ - 終わっています！戻ってください！更新楽しみにしています！うらたさんがどうなるのかが気になって寝むれません (2020年4月20日 3時) (レス) id: 17eb5f62c2 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ちょこさん» まじですか！？え！？終わってるんですか！？早めに続き書きますー！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - うん！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーろんちゃ | 作成日時：2018年10月8日 3時
